13章:近接露光演算演習(1)
- 近接露光演算プログラム
この章を実行するには、下記の近接露光計算プログラムをダウンロード
する必要があります。
ダウンロード後はダブルクリックで解凍してから使用してください。
「近接露光計算プログラムをダウンロードする。
1. ファイル構成
(1)VBA_C_OPTICSフォルダー
(1-1)VBA_C近接露光.dll
・近接露光の演算を実行します。
(1-2)IN_FM.txt
・近接露光の演算パラメータの受け渡しを行います。
(2)VBA_C近接露光計算.xls
・演算パラメータの設定
・近接露光の演算開始(VBA_C近接露光.dllを起動)
・演算結果の表示
2. 動作環境・使用条件
(1)本プログラムの動作条件
・動作環境:Windows98,WindowsXP
・EXCEL97以上のバージョンのプログラムが実装されている必要があります。
3.設定方法
(1)フォルダー「VBA_C_OPTICS《をフォルダーごとコピーし、 C:\Program Filesフォルダー内貼り付けてください。
C:\Program Files\VBA_C_OPTICS\VBA_C近接露光.dll
C:\Program Files\VBA_C_OPTICS\IN_FM.txt
が存在する必要があります。
(2) VBA_C近接露光計算.xlsは保存場所の制限がありません。
(3)本プログラムの削除方法
C:\Program Files\VBA_C_OPTICS\VBA_C近接露光.dll
C:\Program Files\VBA_C_OPTICS\IN_FM.txt
を削除してください。
4.プログラムの起動方法
(1)VBA_C近接露光計算.xlsをダブルクリックで起動します。この時マクロは有効にして開いて下さい。
(2)計算条件設定シート「IN_FM《の計算条件を設定します。
(3)計算実行ボタンをクリックします。
- 近接露光演習1
問題:図11.1近接露光演習1に示す開口の回折条件において、照明角度分布が±0rad、±0.015rad、±0.03radの場合の観測面での光強度分布を求めよ。
観測面では±20μmの範囲を40分割し1μm刻みで計算するものとする。
また、光の波長は404.7nmとします。
解答:
(1)表11-1に示す入力条件表を作成します。
シート「近接露光演習1《を参照願います。
(2)ファイル「VBA_C近接露光計算.xls《を開き、シート「IN_FM《にシート「近接露光演習1《を貼り付けます。
(3)シート「操作《の「計算実行《ボタンを押します。
(4)INA=0radの計算実行結果を確認します。
(5)シート「IN_FM《をINA=0.015radに変更します。
(6)シート「操作《の「計算実行《ボタンを押します。
(7)INA=0.015radの計算実行結果を確認します。
(8)シート「IN_FM《をINA=0.03radに変更します。
(9)シート「操作《の「計算実行《ボタンを押します。
(10)INA=0.03radの計算実行結果を確認します。
近接露光演習1の計算結果を図13-2、13-3、13-4に示します。
・照明角度分布が±0rad場合、光の干渉の影響が強く、パターンがぎざぎざになることがわかります。
・照明角度分布が±0.015rad場合、光の干渉の影響が軽減され、分布が滑らかになります。
・照明角度分布が±0.03rad場合、光の傾斜の影響が強くなり、分布が広がってしまいます。
パターンサイズ、ギャップ量、波長により最適な照明角度分布の値が存在します。
14章:近接露光計算演習(2)に行く。
トップページに戻る。