31章:透過傾斜平面板の3次元光線追跡計算式
- 透過傾斜平面板の3次元光線追跡計算式
図31-1の透過傾斜平面板の3次元の幾何学条件において、パラメータは下記のとおりです。
- 入力パラメータ
球面レンズと同じです。
- 光学条件パラメータ
R1:無限大を設定
D0:透過傾斜平面板の光軸方向距離
Ox1:透過傾斜平面板X方向傾斜TAN(θ)
Oy1:透過傾斜平面板Y方向傾斜TAN(θ)
- 出力パラメータ
球面レンズと同じです。
- 線と球面の関係式
「球面レンズの3次元光線追跡式《と同じになります。
- 平面の方程式
平面の方程式の方程式から
の関係式が成立します。
(29.1) (29.2) (31.1)式より、光線とレンズ面の交点(X1,Y1,Z1)を求めることができます。
- レンズ面での屈折の関係式
図31-1 に示す法線方向ベクトルでHz=1とした場合の絶対値(Hr)は下記式となります。
従って、各成分別の法線ベクトルの値は
以降の計算式は「球面レンズの3次元光線追跡式《と同じになります。
(29.7) ~ (29.29)式は同じ。
注)ACOS(1.0以上)の計算時にエラーとなるため、実際の計算では修正がくわえてあります。
- 実際の計算式
実際の計算式はベクトルの式を展開して計算する必要があります。
実際の計算式はC言語で記載しています。
下記(光線追跡メインソース.txt)をクリックして、サブル*チン(透過傾斜平面
)を参照してください。
光線追跡メインソース.txt
を参照願います。
32章:市販レンズでの等倊光学系の設計に行く。
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