40章:水銀ランプの選定

  1. 水銀ランプの選定
     以下の超高圧UVランプは
    http://www.ushio.co.jp/documents/products/lamp/ushio_discharge_lamps.pdf
    の抜粋です。


     図40-2 ランプ規格表からわかるように、定格ランプ入力が大きいほど、水平放射照度が大きいことがわかります。
     また冷極間が小さいほど、点光源に近くなります。
     従ってUSH-2004MBを選定します。

     光学設計と照度計算に必要な仕様は以下の通りです。
    型式 USH-2004Mb
    定格ランプ入力(W) 2000
    i線照度(mW/cm2) 0.648
    h線照度(mW/cm2) 0.32
    g線照度(mW/cm2) 0.44
    3波長(mW/cm2) 1.408
    3波長(W/sr) 17.7
    冷極間(mm) 3
    "ΦD1 (mm)" 62

     USH-2004MBの冷極間はアークの大きさを示します。(3mmです。)
    ΦD1はランプ球の直径であり、Φ62mmです。従って、 Φ62mmが通過する楕円面鏡を用いる必要があります。
     全立体角は4πであり、全立体角の出力は4π ×17.7=222Wとなります。
       ランプ入力は2000Wであり、3波長の発光効率は約11.1%となります。




41章:楕円面鏡の設計に行く。

トップページに戻る。