42章:照明光学系の設計

  1. 照明エリア仕様の決定
     図42-1に示すように72×36mmとします。



  2. 照明光学系の設計値記号図
     図42-2に照明光学系の設計値記号図を示します。

  3. 照明光学系の設計仕様
    照明光学系の設計仕様としては照明角度(α)と照明範囲(Wx,Wy)が与えられます。設計仕様として
      α=0.07(rad)
      Wx=72mm
      Wy=36mm
    とします。

     図41-2 第2焦点の照度分布(5mm/div) を参考に
       Ds=Φ60mm
    とします。

  4. 集光レンズ焦点距離(f2 )の決定
     集光レンズ焦点距離(f2)は下記式で計算します。

     となります。
     また集光レンズの必要径を下記式で計算します。


  5. フライアイレンズの焦点距離(f1 )と幅の決定
     フライアイレンズの焦点距離(f1 )と幅の決定は照明光学系の設計の重要なポイントです。しかし、さほど難しい計算は必要ありません。
     まずフライアイレンズの焦点距離(f1)を50mmと決定します。
     フライアイレンズの幅FxとFyを以下の式で計算します。

     となります。
     フライアイレンズの幅FxとFyは設計値より大きくしてマージンを持たせることが

     重要です。従って
     Fx=10 mm
     Fy=6 mm
    とします。




43章:フライアイレンズの設計に行く。

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