3章:正規化相関テンプレートマッチング法

  1. 正規化相関テンプレートマッチングの原理
    図3-1 正規化相関法(テンプレートマッチング)説明図において
    1. 画像信号Gは画素座標系(ix,iy)の関数として与えられる。
    2. 画素の最大はそれぞれixmax,iymaxである。
    3. テンプテート信号Tは画素座標系(jx,jy)の関数として与えられる。
    4. 画素の最大はそれぞれjxmax,jymaxである。
    5. 画像信号座標原点に対するテンプテート信号座標の相対位置を(kx,ky)とする。
    6. マッチング信号Mは相対位置(kx,ky)を変数とした関数となる。

     図において、絵素の変数ix,jxとiy,jyは0〜 ixmax,jxmaxとiymax,jymaxとして定義している。
     絵素の変数は下記の関係式が成立すると定義している。
      ix=kx+jx -----式(3.1)
      iy=ky+jy -----式(3.2)
     また、 ixとiyがマイナスまたはixmax,iymax以上になるのはまずいので、kx,kyの変化範囲は
      0 ≦ kx ≦ ixmax-jxmax -----式(3.3)
      0 ≦ ky ≦ iymax-jymax -----式(3.4)
    の条件を満足しなければならない。



    マッチング信号Mは以下の計算式で求める。


  2. テンプテートマッチングポイント
    1. マッチング信号Mはkx、kyを変数とした関数となります。
    2. マッチング信号Mが最大となるkx、kyの位置がテンプテートマッチングポイントとなります。




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