6章:あとがき
- あとがき
高精度なアライメントはかつて、作業者の目視にたよっていましたが、目の疲労を伴う作業のため、
多くの自動化の検討がおこなわれました。
高精度自動アライメントの方式としては、当初ホトセンサーによるアナログ検出方式が出現しましたが、
動作の安定性が課題でした。
その後、検出信号をデジタル化し、デジタル処理をすることによって動作の安定性向上が図られました。
当初は、デジタル演算処理能力の制約もあって、検出方法としては閾値(Vth)法が一般的でした。
より、動作の安定性を向上する方式として、正規化相関パターンマッチング法が出現しました。
正規化相関パターンマッチング法は動作の安定性が優れている反面、演算量が多くハード的な専用演算回路
を必要としました。当時はソフト演算とハード演算を組み合わせたファームウエアと呼んでいました。
しかし、近年のパソコンの脅威的な性能向上により、現在はソフト演算で実現可能です。
サンプルプログラムは当然ソフト演算で行っています。プログラム作成にあたってはMicrosoft Visual C++6.0の
MFCを使用しました。
MFCを使用することにより、標準ライブラリが使用可能となり、Windowsソフトらしいアプリケーションプログラムと
なっています。
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