5章:高速フーリエ変換のVBAフリープログラム
- 高速フーリエ変換フリーソフトのダウンロード
下記の[高速フーリエ変換フリーソフト]をダウンロードしてください。
ダウンロード後はダブルクリックで解凍してから使用してください。
[高速フーリエ変換フリーソフト]をダウンロードする。
- 高速フーリエ変換フリーソフト説明
- ファイル構成
(1)FFT-VBA.xls :2つの周期関数のがある場合のフーリエ変換モデルです。
- 注意事項
注(1)ファイルの保存場所の制限はありません。
- 標準的な実行方法
(1)「FFT-VBA.xls」をダブルクリックで起動します。
(マクロを有効にして開いてください!!)
(2)黄色のセルに値を設定します。
(3)Lの値を設定しまします。(Lの最大は12です。(n=2^12=4096))
(4)fの値を設定します。(f=-1がフーリエ変換、f=1が逆変換です。)
(5)データ実数部X[i]と虚数部Y[i]を設定します。
(6)「計算実行」ボタンを押します。
(7)計算結果がX[i]とY[i]表示されます。
(8)もう一度、「計算実行」ボタンを押すと逆変換が実行されます。
- サンプルデータの説明
- データ設定
L=8 (n=2^8=256)
f=−1
i=0〜254
X[i]=COS(2*PI()*i/128)+COS(2*PI()*i/64)
Y[i]=SIN(2*PI()*i/128)+SIN(2*PI()*i/64)
上記の条件でデータを設定しています。
- シート「Graph1」
シート「Graph1」にはX[i]とY[i]の値がグラフで表示してあります。
図5-2にフーリエ変換前のX[i]とY[i]の値のグラフを示します。
- フーリエ変換後
「計算実行」ボタンを押すとフーリエ変換が実行されます。
図5-3にフーリエ変換後のX[i]とY[i]の値のグラフを示します。
- フーリエ逆変換後
図5-4にフーリエ逆変換後のX[i]とY[i]の値のグラフを示します。
- フーリエ変換の応用
フーリエ変換後においては、X[i]とY[i]の値はi=2とi=4のみ1となり、その他は
ほぼゼロとなります。
フーリエ変換により、元のの関数の周波数成分を抽出できます。
逆変換では、周波数成分から元の波形を再現します。
上記の性質を利用して、振動解析、波形解析等に応用されます。
トップページに戻る。