24章:チュートリアル23:コントロールのテンプレート化と再利用(VB)

    作成2013.03.25

     ここでは、Silverlight アプリケーション用サンプルコードをWPFアプリケーション用コードに変換します。

  1. 参照元情報
     コントロールのテンプレート化と再利用(Visual Basic ガイド ツアー)
    「コントロールのテンプレート化と再利用」にジャンプする
     作成方法の詳細は上記を参照願います。


  2. コントロールのテンプレート化と再利用
     コントロールのテンプレート化と再利用の解説とおりにWPFアプリケーションを作成すると、互換性の問題でエラーが発生しますが、僅かな修正で動作するようになります。
     完成ファイルは以下からダウンロードできます。
     ダウンロード後は解凍してから使用してください。
      [コントロールのテンプレート化と再利用]をダウンロードする。
     解凍すると「24Templates」フォルダーがあります。
    注(1)「24Templates」フォルダーの「Templates.sln」ファイルをダブルクリックすると「Microsoft Visual Basic 2010 Express」が起動します。
    注(2)メニューの「ウインド」_「ウインドレイアウトのリセット」で標準に戻ります。
    注(3)「ソリューションエクスプローラ」ウインドウ内の「MainWindow.xaml」をダブルクリックすると「デザイン」と「XAML」が表示されます。
    注(4)メニューの「表示」_「コード」を選択するとコードが表示されます。
    注(5)「DynamicControls.sln」の動作確認は「デバッグ」_「デバッグ開始」で実行します。デバッグ機能を用いて動作確認を行います。


  3. Templates.slnの実行
    (1)「Microsoft Visual Basic 2010 Express」のデバッグ機能を使用します。
    (2)「デバッグ」_「デバッグ開始」を選択します。
    (3)MainWindow画面が表示されます。
    (4)テンプレート化された2個のテキストボックスが表示されます。
    (5)クローズボックスで終了します。


  4. 新規プロジェクトの作成
    (1)新規プロジェクト
     新規プロジェクトを作成すると「デザイナー」にはとXAMLが自動生成されます。

    (2)XAMLコードの作成
     サンプルのXAMLコードをコピーして、ペーストすると完成します。

    (3) クラスコード
    Class MainWindow
    End Class
    が自動生成されます。

    (4) その他
     サンプルのXAMLコードをコピーして、ペーストすると簡単に完成しますが、互換性の問題でエラーが発生します。エラーの原因を修正すると動作するようになります。
     エラーの原因を修正は学習に有効な作業となります。


  5. XAMLの全コード
    <Window x:Class="MainWindow"
        xmlns="http://schemas.microsoft.com/winfx/2006/xaml/presentation"
        xmlns:x="http://schemas.microsoft.com/winfx/2006/xaml"
        Title="MainWindow" Height="254" Width="366">
    
        <Window.Resources>
            <Style x:Key="MyTextBoxStyle" TargetType="TextBox">
                <Setter Property="Margin" Value="5" />
                <Setter Property="Background" Value="Yellow" />
                <Setter Property="Template">
                    <Setter.Value>
                        <ControlTemplate TargetType="TextBox">
                            <Border x:Name="Border" CornerRadius="15"  
                                        Background="{TemplateBinding Background}"  
                                        BorderBrush="{TemplateBinding BorderBrush}"  
                                        BorderThickness="{TemplateBinding BorderThickness}" >
                                <ScrollViewer x:Name="PART_ContentHost"/>
                                <!--<ScrollViewer x:Name="ContentElement" BorderThickness="0" IsTabStop="False"/>-->
                            </Border>
                        </ControlTemplate>
                    </Setter.Value>
                </Setter>
            </Style>
        </Window.Resources>
        <Grid x:Name="LayoutRoot">
            <StackPanel>
                <TextBox x:Name="textBox1" Width="120"  
                         BorderBrush="Red" BorderThickness="3" 
                         Style="{StaticResource MyTextBoxStyle}" Text="Heiio,Folks!" HorizontalContentAlignment="Center" />
                <TextBox x:Name="textBox2" Width="120" 
                         BorderBrush="Green" BorderThickness="5" 
                         Style="{StaticResource MyTextBoxStyle}" Text="こんにちは!" HorizontalContentAlignment="Center" />
            </StackPanel>
        </Grid>
    </Window>
    


  6. XAMLの変更点
    (1)<UserControl x:Class="MySilverlightApp.MainPage"が<Window x:Class="MainWindow"に変更となります。  (<Window x:Class="MainWindow"はWPFアプリケーションのデホルトです。)
    (2)<UserControl.Resources> が<Window.Resources>となります。
    (3)<ScrollViewer x:Name="ContentElement" BorderThickness="0" IsTabStop="False"/>が<ScrollViewer x:Name="PART_ContentHost"/>となります。
    (4)要素がコンテンツ ホストであることを示すには、その要素に特別な名前 PART_ContentHost を付けます。コンテンツ ホスト要素は、ScrollViewer または AdornerDecorator でなければなりません。(なぜだろうか?)


  7. Class MainWindowクラスの全コード
     Class MainWindowクラスのコードはありません。

    感想:
    (1)XAMLのSilverlight のコードとWPFアプリケーションのコードはほぼ同じです。
    (2)ScrollViewer x:Name="PART_ContentHost"なぜ?名前を自由に設定できないのだろうか?






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