10章:テキスト ファイルからデータを読み取るの作成 (C#)

    作成2013.04.13

     VBで作成したプログラムをC#言語に変換します。

  1. 参照元情報
     テキスト ファイルからデータを読み取るの作成 (C#)
    「テキスト ファイルからデータを読み取る」にジャンプする
     作成方法の詳細は上記を参照願います。


  2. テキスト ファイルからデータを読み取るの完成ファイル
     テキスト ファイルからデータを読み取るの作成の解説とおりに作業を実施すると、VBプロジェクトファイル群が完成しますが、C#言語に変換します。
     完成ファイルは以下からダウンロードできます。
     ダウンロード後は解凍してから使用してください。
      [ テキスト ファイルからデータを読み取るの作成]をダウンロードする。
     解凍すると「FileTest1」フォルダーがあります。
    注(1)「FileTest1」フォルダーの「FileTest1.sln」ファイルをダブルクリックすると「Express 2012 for Windows Desktop」が起動します。
    注(2)メニューの「ウインド」_「ウインドレイアウトのリセット」で標準に戻ります。
    注(3)「ソリューションエクスプローラ」ウインドウ内の「Form1.cs」をダブルクリックすると「デザイン」が表示されます。
    注(4)メニューの「表示」_「コード」を選択するとコードが表示されます。
    注(5)「Graphics.sln」の動作確認は「デバッグ」_「デバッグ開始」で実行します。デバッグ機能を用いて動作確認を行います。


  3. FileTest1の実行
    (1)「Express 2012 for Windows Desktop」のデバッグ機能を使用します。
    (2)「デバッグ」_「デバッグ開始」を選択します。
    (3)操作画面が表示されます。
    (4)Test実行ボタンを押します。
    (5)オープン・ファイル・ダイアログが表示されます。
    (6)テキストファイルを選択してOKボタンをおします。
    (7)選択ファイルの2行分のテキスト内容がメッセージボックスにされます。OKボタンを押します。
    (8)保存ファイル・ダイアログが表示されます。
    (9)保存場所とファイル名を指定して、保存ボタンを押します。
    (10)クローズボックスでプログラムを終了します。
    (11)保存ファイルにコピーが作成されます。


  4. 新規プロジェクトの作成
    (1)Form1のデザイン設定
     新規プロジェクトを作成すると「デザイナー」にはForm1が自動生成されます。Form1のデザイン設定はVBのForm1のコピー&ペーストで完成します。

    (2) Form1コード
     基本コードが自動生成されます。


  5. Form1の全コード
    using System;
    using System.Windows.Forms;
    using System.IO;
    
    namespace FileTest1
    {
        public partial class Form1 : Form
        {
            public Form1()
            {
                InitializeComponent();
            }
    
            private void Button1_Click(object sender, EventArgs e)
            {
                if (OpenFileDialog1.ShowDialog() == DialogResult.OK)
                {
                    using (StreamReader sr = new StreamReader(OpenFileDialog1.FileName))
                    {
                        String FirstLine = sr.ReadLine();
                        String AllLine = FirstLine + "\r\n" + sr.ReadToEnd();
    
                        MessageBox.Show(FirstLine, "TEST", MessageBoxButtons.OK, MessageBoxIcon.Exclamation);
    
                        if (SaveFileDialog1.ShowDialog() == DialogResult.OK)
                        {
                            using (StreamWriter outfile = new StreamWriter(SaveFileDialog1.FileName))
                            {
                                outfile.Write(AllLine);
                            }
                        }
                    }
                }
            }
        }
    }
    


  6. Form1コードの説明
    (1)using System.IO;はStreamReaderクラスを使用するのに必要です。
    (2)OpenFileDialog1.ShowDialog()はOpenFileDialogを開きます。
    (3)using (){}は{}の間で変数が有効となります。
    (4)StreamReader sr = new StreamReader(OpenFileDialog1.FileName)は変数srをStreamReader型で生成し、初期値にOpenFileDialogで選択したファイルを設定します。
    (5)String FirstLine = sr.ReadLine();で1行目を読み取ります。
    (6)String AllLine = FirstLine + "\r\n" + sr.ReadToEnd();で全部を読み取ります。
    (7)MessageBox.Show(FirstLine, "TEST", MessageBoxButtons.OK, MessageBoxIcon.Exclamation);でメッセージボックスを表示します。
    (8)SaveFileDialog1.ShowDialog();でSaveFileDialogを開きます。
    (9)StreamWriter outfile = new StreamWriter(SaveFileDialog1.FileName);で変数outfileをStreamWriter型で生成し、初期値にSaveFileDialogで設定したファイルを設定します。
    (10) outfile.Write(AllLine);で全てを書き込みます。



    感想:
    (1)VBのMsgBox()はC#では使用できず、MessageBox.Show()となりました。
    (2)VBのComputer.FileSystem.ReadAllText()はC#では使用できず、sr.ReadToEnd()となりました。
    (3)VBのComputer.FileSystem.WriteAllText()はC#では使用できず、 outfile.Write()となりました。
    (4)StreamWriter型の変数の生成はusing (){}で使用範囲を指定する必要がありました。
    (5)VBの一部の機能はC#で使用できないようです。
    (6)ファイルの入出力はC言語の初期の時代から完成度の高い機能があり、その影響で多様化しているようです。







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