20章:±6V電源回路

    作成2014.01.30
     15V電源から、±6Vに変換する回路を検討します。

  1. ±6V電源基本回路
    (1)評価回路図
     図20-1に±6V電源基本回路を示します。±6Vの基準電圧はツェナーダイオードHZ7A3-Eによって発生します。
     出力側が基準電圧より低い場合、トランジスタがONして電流を流し、出力側が基準電圧より高い場合OFFします。
     また、負荷抵抗とLEDを点灯した状態での電圧変動を簡易オシロで測定します。この回路の電圧変化をCh1、Ch2点で測定します。


    (2)簡易オシロによる電圧変化測定結果
     簡易オシロによる電圧変化測定結果を図20-2に示します。



  2. ±6V電源回路(コンデンサ有り)
    (1)評価回路図
     図20-3に±6V電源回路(コンデンサ有り)を示します。基本回路にコンデンサを追加してあります。
     また、負荷抵抗とLEDを点灯した状態での電圧変動を簡易オシロで測定します。この回路の電圧変化をCh1、Ch2点で測定します。


    (2)簡易オシロによる電圧変化測定結果
     簡易オシロによる電圧変化測定結果を図20-4に示します。



  3. 結果の検討
    (1)コンデンサ無しの基本回路のみでも、電圧はほぼ一定になる。
    (2)周期的な電圧の脈動が見られる。
    (3)脈動はプラス側とマイナス側が連動している。
    (4)コンデンサを追加すると脈動は若干の軽減が見られるが完全にはなくならない。
    (5)上記の脈動は、負荷容量に依存すると思われる。
    (6)±6V電源回路を使用した種々の波形観察の過程で簡易オシロの表示値の異常が発生した。
    (7)異常個所はJ1-0ポートとJ1-2ポートの2ポートで他のポートは正常であった。
    (8)過電圧によりJ1-0ポートとJ1-2ポートを破損したと思われる。









21章:ウィーンブリッジ回路に行く。

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