17章:温湿度センサ モジュール AM2321
作成2014.04.09
温湿度センサ モジュール AM2321価格:¥700【秋月電子通商】の検討を行ってみたいと思います
- 温湿度センサ モジュール AM2321の仕様
・電源電圧:5V(2.6V〜5.5V)
・消費電流:0.5mA(測定時)、15μA(スタンバイ時)
・サンプリング間隔:2秒以上
・内部ADコンバータ:各16bit
・サイズ:7.8×11.3×4mm(ピン含まず)
・測定範囲:0〜99.9%RH ・精度:±3% RH(@25℃)
・繰り返し精度:±0.1% RH ・レスポンス:5秒以内(1/e (63%)、@25℃、風速1m/s)
・測定範囲:−40〜+80℃ ・精度:±0.3℃
・繰り返し精度:±0.2℃
・形式:I2Cまたは、単線バス(双方向)シリアル40bit構成
・出力データ:湿度16bit(分解能:0.1%RH)、温度16bit(分解能:0.1℃)
・出力:オープンドレイン
・通信距離:30m max(@5.1kΩプルアップ)
- 温湿度センサ モジュール AM2321評価回路
温湿度センサ モジュール AM2321評価回路を図16-1にしめします。
10kΩのプルアップはマイコン側で行うことにしました。測定データはUSB接続を利用して、Windowsパソコンで保存します。
- 評価プログラム
まずは下記の「17-1.zip」ファイルをダウンロードしてください。
[17-1.zip]をダウンロードする。
解凍するとフォルダー内にUSB-HID-SCDフォルダーがあります。USB-HID-SCDフォルダー内に
(1)MPLAB IDE-Xフォルダー
*MPLAB IDE-X\src\apps\usb\device\hid_custom\firmware\MPLAB.Xがソースプログラムです。
*ファイルの相対位置関係は変えられません。
*容量削減のため、直接関係無いと思われるファイルは削除しました。
*「MPLAB X IDE」と「XC8」用です。
(2)Windows Softwareフォルダー
(2-1)PnP Demo - Windows Softwareフォルダー
*Microsoft Visual C# 2012 Express(ソース)
(3)注意事項
*上記プログラムはPIC18F4553用に修正してあります。
*Microsoft Visual C# 2012 Express(ソース)はVS Express for Desktopを管理者として実行しHID PnP Demo.slnを開く必要があります。(ダブルクリック起動ではビルドが成功しません。)
- 動作確認
動作確認の状況を以下に示します。
- 測定結果データ
測定は約4s毎で固定です。測定回数を50回で測定した結果を以下に示します。
0 | 0 |
51.4 | 20 |
51.5 | 19.8 |
51.5 | 19.8 |
51.5 | 19.8 |
51.4 | 19.8 |
51.3 | 19.8 |
51 | 19.8 |
50.9 | 19.8 |
50.8 | 19.8 |
50.6 | 19.8 |
50.6 | 19.8 |
50.6 | 19.8 |
50.6 | 19.8 |
50.6 | 19.8 |
50.6 | 19.8 |
50.6 | 19.8 |
50.6 | 19.8 |
50.6 | 19.8 |
50.6 | 19.8 |
50.6 | 19.9 |
50.6 | 19.8 |
50.6 | 19.8 |
50.6 | 19.8 |
50.6 | 19.9 |
50.6 | 19.9 |
50.6 | 19.9 |
50.6 | 19.9 |
50.6 | 19.9 |
50.5 | 19.9 |
50.5 | 19.9 |
50.5 | 19.9 |
50.4 | 19.9 |
50.4 | 19.9 |
50.4 | 19.9 |
50.4 | 19.9 |
50.4 | 19.9 |
50.4 | 19.9 |
50.4 | 19.9 |
50.4 | 19.9 |
50.4 | 19.9 |
50.4 | 19.9 |
50.4 | 19.9 |
50.4 | 19.9 |
50.4 | 19.9 |
50.4 | 19.9 |
50.4 | 19.9 |
50.4 | 19.9 |
50.4 | 19.9 |
50.4 | 19.9 |
- 測定結果グラフ
測定結果をグラフにすると以下のようになります。。
*湿度は測定開始時にやや高く、測定回数増加に伴い安定化する。
*気温の測定値は約±0.1℃で安定している。
- 検討まとめ
(1)湿度は測定開始時にやや高く、測定回数増加に伴い安定化する。
(2)気温の測定値は約±0.1℃で安定している。
(3)温湿度センサ モジュール AM2321の評価は思いのほかてこずりました。
**ピッチの異なるピン穴に抜き差ししているうちに、ピンを折ってしまいました。(半田付けでカバー)
**I2Cの通信仕様が複雑で理解するのに時間がかかりました。
**I2Cの通信でディレイの挿入が必要となるが、USB通信とタイミングの不一致が発生してプログラムが正常に動作しないトラブルが発生しました。(測定開始指令とデータ送信指令のタイミングをずらしました!!このため、1回目の測定値は0となります。)
(4)いろいろ苦労しましたが、温湿度センサ モジュール AM2321が正常に動作することが確認できました!!
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