12章:Samp_ContTx(連続パケット送信サンプル)の動作試験

    作成2014.08.20

     ToCoNet SDK Samp_ContTx(連続パケット送信サンプル)について検討します。

  1. ToCoNet SDK Samp_PER(パケットエラー測定ツール)
    ToCoNet SDKは下記のアドレスからダウンロードします。
    http://tocos-wireless.com/jp/products/ToCoNet/TWESDK.html
     ダウンロード
    Windows 版 2014/8月号 SDK SDK 全部入り (582MiB, ZIP)をダウンロードします。


  2. 動作試験用プログラムのダウンロード
     動作試験用プログラムは「40-12.zip」ファイルをダウンロードしてください。
    [40-12.zip]をダウンロードする。

     解凍するとフォルダー内に
    Samp_ContTx_ContTx_JN5164_0_1_0.bin(実行ファイル)
    Win-PingPong.exe(10章と同じ)
    があります。


  3. 基本操作方法
    (1)Samp_ContTx_ContTx_JN5164_0_1_0.binを無線マイコンTWE-Lite DIP (トワイライト・ディップ)に書込みます。
    (2)Samp_ContTx_ContTx_JN5164_0_1_0.binをToCoStick(トコスティック)に書き込みます。(方法は7章:ToCoNet(トコネット)のソフトウエア開発環境(SDK) とPingPongの実行プログラムの書込みを参照願います。

    (3)TWE-Lite R(トワイ・ライター)に無線マイコンTWE-Lite DIP (トワイライト・ディップ)をセットしてUSBをパソコンに接続します。
    (4)ToCoStick(トコスティック)をパソコンに接続します。
    (5)「Win-PingPong.exe」をダブルクリックで起動します。
    (6)画面の左側を「COM8」にセットして、「Conect」ボタンを押します。
    (7)画面の右側を「CON9」にセットして、「Conect」ボタンを押します。
    (8)TWE-Lite R(トワイ・ライター)のリセットボタンを押します。
    (9)以下の画面から「COM9」がTWE-Lite R(トワイ・ライター)に接続されていることが確認できます。

    (10)ToCoStick(トコスティック)のリセットボタンは押せないにで、うまく動作しない場合はさし直しが必要となります。
    (11)左側のSend Dataに「t」を入力し「Send Data vbCrLf無し」ボタンを押と連続パケット送信を開始します。
    (12)再度、「Send Data vbCrLf無し」ボタンを押と連続パケット送信を停止します。



  4. 出力データ
    (1)テキストボックスで右クリックして「全てを選択」を選択します。
    (2)次にテキストボックスで右クリックして「コピー」を選択します。
    (3)テキストエディタで「貼り付け」を実行すると以下のようになります。

    *ToCoStick(トコスティック)側の表示
    Connected.
    # [t] --> .
    ............................................................
    ...........................................
    # [t] -->

    *TWE-Lite DIP (トワイライト・ディップ)側の表示
    Connected.
    *** ToCoNet ContTx 0.01-0 ***
    *** 810040bd ***
    11959: MSG: 81005E27:0001
    11962: MSG: 81005E27:0002
    11965: MSG: 81005E27:0003
    11968: MSG: 81005E27:0004
    11971: MSG: 81005E27:0005
    11974: MSG: 81005E27:0006
    11976: MSG: 81005E27:0007
    11979: MSG: 81005E27:0008
    11983: MSG: 81005E27:0009


  5. 出力データ説明
    (1)リセット時static void vProcessEvCore(tsEvent *pEv, teEvent eEvent, uint32 u32evarg)で
    vfPrintf(&sSerStream, "\r\n*** ToCoNet ContTx %d.%02d-%d ***", VERSION_MAIN, VERSION_SUB, VERSION_VAR);
    vfPrintf(&sSerStream, "\r\n*** %08x ***", ToCoNet_u32GetSerial());が実行され以下が表示
    *** ToCoNet ContTx 0.01-0 ***
    *** 810040bd ***

    (2)t入力時
    static void vHandleSerialInput(void)のvfPrintf(&sSerStream, "\n\r# [%c] --> ", i16Char);で入力文字が表示

    (3)パケット送信時
     static void vTransmit()のToCoNet_bMacTxReq(&tsTx)でMSG:+自身のアドレス81005E27:+sAppData.u32Seq(0001〜)をパケット送信
     vfPrintf(&sSerStream, ".");を実行

    (4)パケット受信時
     void cbToCoNet_vRxEvent(tsRxDataApp *pRx)で
    pRx->auData[pRx->u8Len] = 0;
    vfPrintf(&sSerStream, LB"%05d: %s", pRx->u32Tick & 0xFFFF, pRx->auData);
    が実行され、 pRx->u32Tick(11959:)とpRx->auData( MSG: 81005E27:0001)が表示される。


  6. 結果の検討
    (1)Samp_ContTx(連続パケット送信サンプル)は、パソコンプログラムもマイコンプログラムも変更することなく簡単に動作しました。
    (2)ソースコードも短いのでパケット送信の仕組みを理解しやすいと思います。




13章:Samp_I2C(大気圧センサー)の動作試験に行く。

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