26章:高精度IC温度センサLM61BIZ

    作成2014.10.11

     高精度IC温度センサLM61BIZをテストします!!

  1. 高精度IC温度センサLM61BIZ評価回路図
      高精度IC温度センサLM61BIZ評価回路図を以下に示します。

    *図26-1において、TrigをDO1→DI2に変更しました!!(入出力の切替は簡単です。)
     高精度IC温度センサLM61BIZ評価用ですので、無線機能は使用せずに、トワイ・ライターとTWE−Liteのみを使用します。
     ベースプロジェクトは「Samp_PingPong」を使用します。

     高精度IC温度センサLM61BIZの詳細仕様は下記を参照します。
    [26-1.pdf]をダウンロードする。

    品名単価個数小計購入先
    HC-SR04 超音波距離センサーモジュール4751475アマゾン
    ZigBeeワイヤレスモジュール TWE−Lite Dip−WA (半完成品セミキット)162011620秋月電子通商
    USBアダプター TWE−Lite R(トワイ・ライター)189011890秋月電子通商
    高精度IC温度センサLM61BIZ(4個入)50150秋月電子通商


  2. :高精度IC温度センサLM61BIZ評価回路外観
     :高精度IC温度センサLM61BIZ評価回路外観を以下に示します。



  3. 高精度IC温度センサLM61BIZプログラムのダウンロード
     完成プログラムは「40-26.zip」ファイルをダウンロードしてください。
    [40-26.zip]をダウンロードする。

     解凍するとフォルダー内に
    Samp_PingPongg
    フォルダーがあります。
    \40-25\Samp_PingPong\PingPong\Build\Samp_PingPong_PingPong_JN5164_0_1_4.binが実行ファイルです。
     WindowsパソコンソフトはターミナルソフトTera Termや9章〜24章のWin-PingPong.exeが適用できます。
     24章のWin-PingPong.exeがフォルダー内にあります。


  4. 基本操作方法
    (1)\40-25\Samp_PingPong\PingPong\Build\Samp_PingPong_PingPong_JN5164_0_1_4.binを無線マイコンTWE-Lite DIP(トワイライト・ディップ)に書込みます。(方法は7章:ToCoNet(トコネット)のソフトウエア開発環境(SDK) とPingPongの実行プログラムの書込みを参照願います。
    (2)TWE-Lite R(トワイ・ライター)は接続したままにします。
    (3)「Win-PingPong.exe」をダブルクリックで起動します。
    (4)画面の左側を「COM9」にセットして、「Conect」ボタンを押します。
    (5)HC-SR04 超音波距離センサーモジュール評価回路の電源をいれます。(リセットボタンは電源ON/OFFと同じとなります。下記画面となります。

    (6)Send Data に「i」を入力して「Send Data vbCrLf無し」ボタンを押すと測定結果が表示されます。



  5. Samp_PingPongプログラムの変更箇所
    (1)高精度IC温度センサLM61BIZ制御プログラムの追加  アナログ入力は4個が使用可能ですが、下記コードではAI1=E_AHI_ADC_SRC_ADC_1を使用しました。
     
    case 'i'://***変更2			
    	vfPrintf(&sSerStream,"ADC-TEST\r\n");//TEST表示		
    	if (!bAHI_APRegulatorEnabled())//REGULATORがOFFの場合		
    	{		
    		//REGULATOR許可、割込み無し、サンプリング間隔2、500KHz、内部クロックを設定	
    		vAHI_ApConfigure(E_AHI_AP_REGULATOR_ENABLE, E_AHI_AP_INT_DISABLE,E_AHI_AP_SAMPLE_2,E_AHI_AP_CLOCKDIV_500KHZ,E_AHI_AP_INTREF);	
    		while(!bAHI_APRegulatorEnabled());//REGULATORがON待ち	
    	}		
    	//シングルショット、レンジ0からVref、AI1を設定		
    	//AI1=E_AHI_ADC_SRC_ADC_1,AI2=E_AHI_ADC_SRC_ADC_3,AI3=E_AHI_ADC_SRC_ADC_2,AI4=E_AHI_ADC_SRC_ADC_4		
    	vAHI_AdcEnable(E_AHI_ADC_SINGLE_SHOT,E_AHI_AP_INPUT_RANGE_1,E_AHI_ADC_SRC_ADC_1);		
    	vAHI_AdcStartSample();//測定開始		
    	while(bAHI_AdcPoll());//AD変換待ち		
    	uint16 ADC=u16AHI_AdcRead();//結果読み込み		
    	vfPrintf(&sSerStream,"ADC=%d\r\n",ADC);//結果出力		
    	long T=(ADC*872)/688-600;//x0.1℃		
    	vfPrintf(&sSerStream,"Temperature(x0.1Degree)=%d\r\n",T);//温度出力		
    	break;		
    
    *App_TweLiteでは、vAHI_ApConfigure(E_AHI_AP_REGULATOR_ENABLE, E_AHI_AP_INT_ENABLE,E_AHI_AP_SAMPLE_2,E_AHI_AP_CLOCKDIV_500KHZ,E_AHI_AP_INTREF);
    REGULATOR許可、割込み許可、サンプリング間隔2、500KHz、内部クロックの設定を利用しています。
    *今回のコードでは、割込みを使用せずにwhile(bAHI_AdcPoll());//AD変換待ちを使用しました。(この方がわかりやすいです!!)
    *温度変換式は高精度IC温度センサLM61BIZのカタログ値を適用しました。


  6. 結果の検討
    (1)Samp_PingPongはアナログ入力の設定がされていないため、アナログ入力の設定が必要となりました。
    (2)アナログ入力は4個使用可能ですが、AI1=E_AHI_ADC_SRC_ADC_1を使用しました。
    (3)アナログ入力ピンはAI1=E_AHI_ADC_SRC_ADC_1、AI2=E_AHI_ADC_SRC_ADC_3、AI3=E_AHI_ADC_SRC_ADC_2、AI4=E_AHI_ADC_SRC_ADC_4の関係がありました。
    (3)App_TweLiteではAD変換完了時に割込みを使用していますが、本サンプルでは割込みを使用せずにwhile(bAHI_AdcPoll());//AD変換待ちを使用しました。
    (4)今回は高精度IC温度センサLM61BIZ評価用であり、無線通信は省略しました。
    (5)比較的シンプルなコードで高精度IC温度センサLM61BIZを制御できることがわかりました。




27章:においセンサTGS2450に行く。

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