21章:2倍光学系の平行平板影響
作成2019.10.25
- 21章検討結果ファイル
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解凍すると「検討結果」フォルダーがあります。
(1)光線追跡.dll :3次元光線追跡計算サブルーチン本体
(2)光線追跡-基本.xls : 3次元光線追跡計算の操作
(3) IN_FM.txt :計算条件表1
(4) IN_FM2.txt :計算条件表2
(5) OUT_M.xls :計算結果
(6)焦点距離計算.xls :焦点距離計算専用VBA
(7)動作条件説明.txt :必要ファイルの説明
(8)光線追跡-2倍平行平面板.xls: 2倍光学系の平行平板影響計算
(9)平行平板影響.xls: 2倍光学系の平行平板影響計算結果とグラフ
- 光線追跡-2倍平行平面板.xls
(1)「光線追跡-2倍平行平面板.xls 」をダブルクリックでオープンします。
(2)シート「作図」をクリックするとレンズ形状が表示されます。
*上記図において、左端が物体面です。
*物体面と平行平面板の間の距離がD(0)で空気です。
*平行平面板の厚さがD(1)で、石英ガラスです。
*平行平面板の厚さがD(1)の影響と物体面と平行平面板の間の距離D(0)の影響を調査します。
(3)シート「IN_FM (t=0mm補正無し)」は平行平面板の厚さ補正無しの光学系データです。
(4)シート「IN_FM (t=10mm補正)」は平行平面板の厚さt=10mmで補正した光学系データです。
(5)シート「IN_FM2 (焦点用)」はレンズ中心で焦点合わせ用の評価光線です。
(6)シート「IN_FM2 (最適化用)」は視野Φ2mm領域で最適化の評価光線です。
(7) シート「IN_FM」は平行平板補正有と無しの光学系データを切り替えて計算を実行します。
(8) シート「IN_FM2」はレンズ中心で焦点合わせ用の評価光線を設定し、焦点合わせを実行します。
- 平行平面板影響.xls
(1)「平行平面板影響.xls 」をダブルクリックでオープンします。
(2)シート「平行平面板影響-1」をクリックすると平行平板の板厚影響が表示されます。
*T=0mm補正は平行平板厚さ補正無しの光学系です。
* T=0mmは平行平面の板厚が0mm付近でスポット直径が最小となります。
*T=10mm補正は平行平板厚さt=10mmで補正した光学系です。
* T=10mmは平行平面の板厚が10mm付近でスポット直径が最小となります。
* T=0mmは平行平面の板厚が0mm付近で波面収差が最小となります。
* T=10mmは平行平面の板厚が10mm付近で波面収差が最小となります。
*波面収差が0.25λを超えると急激に像質が悪化します。
(3)シート「平行平面板影響-2」をクリックすると平行平板と物体間隔の影響が表示されます。
*スポット直径は変化しません。
*波面収差は変化しません。
- 2倍光学系の平行平板影響纏め
(1) 2倍光学系のスポット直径および波面収差は平行平板の厚さの影響を受けます。
(2)平行平板の厚さ補正無しの光学系では、平行平板の厚さ=0mm近くで最良となります。
(3)平行平板の厚さ補正有の光学系では、補正厚さ近くで最良となります。
(4)物体面と平行平面板の間の空気層の厚さ変化に対しては、スポット直径も波面収差も影響を受けない。
(5)使用条件に合わせて光学系を最適化するのが望ましいため、万能の標準光学系は難しい。
22章:3倍光学系の平行平板影響に行く。
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