5章:EXCEL2019でクライアント アプリを作成

    作成2021/10/13

  1. EXCEL2019でクライアント アプリを作成する方法
    (1)D:ドライブ直下にD:\VBA_C_APP64フォルダーを作成します。
    (2)D:\VBA_C_APP64フォルダー内にDLL_TEST64.dllコピーし、貼り付けします。
    (3)EXCEL2019を起動し、空白のブックを作成します。
    (4)開発タブをクリックします。
    (5)Visual BasicをクリックするとVisual Basic for Applicationsエディタが開きます。
    (6)エディタの「挿入」_「標準モジュール」を選択します。
    (7)Module1をクリックします。



    (8)Module1のエディタ内に以下のコードを貼り付けます。
    Declare PtrSafe Sub DLL_TEST1 Lib "D:\VBA_C_APP64\DLL_TEST64.dll" ()
    Declare PtrSafe Function ADD Lib "D:\VBA_C_APP64\DLL_TEST64.dll" (ByVal a As Double, ByVal b As Double) As Double
     
     Sub test1()
          DLL_TEST1
     End Sub
     
     Sub test2()
        C = ADD(2.1, 1.5)
        ActiveCell.Value = C
     End Sub
    



    (9)ファイルの保存を行います。「ファイル」_「名前を付けて保存」を選択します。
    (10)「参照」を押します。そして「保存先」と「ファイル名」と「ファイルの種類」を設定します。
    (11)「保存先=D:\VBA_C_APP64」と「ファイル名=DLL_TEST64」と「ファイルの種類=マクロ有効ブック」とします。
    (12)「保存」ボタンを押します。
    (13)一旦、ファイルを閉じて、「DLL_TEST64.xlsm」を開きます。
    (14)セキュリティの警告が出ますので、「コンテンツの有効化」ボタンで解除します。
    (15)「開発」タブを押し、「マクロ」を押します。
    (16)「tset1」をクリックします。



    (17)「実行」ボタンを押します。



    (18)OKボタンを押しますとビープ音が出ます。
    (19)「マクロ」を押します。
    (20)「tset2」をクリックします。
    (21)「実行」ボタンを押します。



    以上で、EXCEL2019からDLL(ダイナミックライブラリ)を呼び出せることが確認できました。
    ただし、以下の条件を満足する必要があります。
    (1)64bitシステムである。
    (2)EXCEL2019である。
    (3)「DLL_TEST64.dll」は「D:\VBA_C_APP64」フォルダー内にある。
    (4)D:ドライブが無い場合はC:ドライブでも可能ですが、パスの修正が必要です。
    (5)「DLL_TEST64.xlsm」保存場所の制限がありません。

  2. 「DLL_TEST64.xlsm」64bitシステム用のダウンロード
     「DLL_TEST64.xlsm」64bitシステム用は、以下からダウンロードできます。
     ダウンロード後は解凍してから使用してください。
     
    「DLL_TEST64.xlsm」をダウンロードする。
     解凍すると「DLL_TEST64.xlsm」と「DLL_TEST64.dll」が同じフォルダー内にあります。
     「DLL_TEST64.dll」は「D:\VBA_C_APP64」フォルダー内にある必要があります。
    「DLL_TEST64.xlsm」保存場所の制限がありません。

     入出力部分をEXCELのVBAで作成し、高速の計算部分をC言語で作成すると、使いやすく作りやすいアプリ になります。




6章:VBA_C_APPの実行ファイルとソースファイルに行く。

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