マクロ記録機能
VBAには「マクロ記録機能」という、マウスやキーボードによる操作を記録して、自動的にマクロとして記述する機能があります。この機能を使えば、プログラミングの知識がなくても処理を自動化することができます。
(1)EXCEL2019を起動します。
(2)新規_空白のブックを選択します。
(3)開発タグをクリックします。
(4)以下のようにA1セル=11、A2セル=22、A3セル=33を入力し、最後にA1セルをクリックします。
(5)「マクロの記録」をクリックします。
(6)マクロの設定ダイアログが表示されます。
(7)マクロ名、ショートカットキー、マクロの保存先、説明を設定して「OK」ボタンを押します。
(8)ホームタグをクリックします。
(9)フォントの書式設定をクリックします。
(10)セルの書式設定ダイアログで、スタイルを太字、下線を設定して、「OK」ボタンを押します。
(11)A1セルが太字、下線となりました。
(12)開発タブをクリックして「Visual Basic」をクリックします。
(13)「標準モジュール」_「Module1」をクリックすると、以下のコードが確認できます。
Sub Macro1()
' Macro1 Macro
' VBA練習
' Keyboard Shortcut: Ctrl+Shift+M
With Selection.Font
.Name = "游ゴシック"
.FontStyle = "太字"
.Size = 11
.Strikethrough = False
.Superscript = False
.Subscript = False
.OutlineFont = False
.Shadow = False
.Underline = xlUnderlineStyleSingle
.ThemeColor = xlThemeColorLight1
.TintAndShade = 0
.ThemeFont = xlThemeFontMinor
End With
End Sub
「解説1」ここで表示されている「Sub Macro1()」から「End Sub」の間が記録したマクロの実態です。行頭に「’」がある行はコメント行ですので動作には関係ありません。
「Sub Macro1()」はマクロの名前を宣言して、ここからプログラムが始まることを示します。「End Sub」は、ここでプログラムを終了する宣言です。「Sub Macro1()」と「End Sub」で囲まれた記述を「プロシージャ」と呼びます。
(14)EXCELブックはここで一旦「Excelマクロ有効ブック(.xlsm)」の種類で保存します。