20章:離型処理

  1. 離型処理剤の分子構造
       図20-1に離型処理剤の基本分子構造を示します。

     離型処理剤はシランカップリングのRの部分が パーフルオロエーテル基:F-(CF2CF2CF2O)n- CF2CF2- になっています。(2011年10月11日訂正しました。)
     パーフルオロエーテル基は数百個つながっています。
     また、パーフルオロエーテル基は摩擦係数の小さい物質 で優れた離型性をしめします。
     シリコン、石英、ガラス、樹脂、金属等への結合の原理は18章と同じです。

     離型処理後はパーフルオロエーテル基はがじゅうたんのようにひきつめられた構造となり、膜厚 は2〜3nm程度です。


     

21章:ナノインプリントの原理に行く。

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