3章:平面のベクトル方程式

    作成2011.02.01〜
  1. 平面のベクトル方程式
     平面のベクトル方程式を図3-1に示します。
     図3-1において、ベクトルAは絶対位置ベクトル、BとCは相対位置ベクトル、tとsはスカラー(実数)変数、ベクトルRは絶対位置ベクトルです。
     ベクトルtBは、ベクトルBと同じ始点と方向を持ち絶対値(長さ)が変数tにより変化します。
     ベクトルsCは、ベクトルtBの終点を始点とし、ベクトルCと同じ方向を持ち絶対値(長さ)が変数sにより変化します。
     ベクトルRはベクトルsCの終点の座標を表しています。

     平面のベクトル方程式は下記となります。




  2. 平面のベクトル方程式の作図演習
     EXCELを用いて、位置ベクトルの作図演習を行い、平面のベクトル方程式のイメージアップを図りましょう!!

  3. ワークブック「ベクトル解析3.xls」のダウンロード
     下記のワークブック「ベクトル解析3.xls」(ベクトル作図プログラム)をダウンロードしてください。

     ダウンロード後はダブルクリックで解凍してから使用してください。
     
    ワークブック「ベクトル解析3.xls」をダウンロードする。


  4. ワークブック「ベクトル解析3.xls」説明
    1. ワークブック「ベクトル解析2.xls」は複素関数機能を使用していません。
    2. 「ベクトル解析3.xls」をダブルクリックで起動します。
         (マクロを有効にして開いてください!!)
    3. シート「操作」はパラメータの設定と操作を行います。
    4. シート「XY平面」はXY平面上の作図を行います。
    5. シート「YZ平面」はYZ平面上の作図を行います。


  5. シート「操作」
    1. ベクトル数(Nb)  :ベクトル数を設定します。
    2. X:ベクトル始点のX成分を設定します。
    3. Y:ベクトル始点のY成分を設定します。
    4. Z:ベクトル始点のZ成分を設定します。
    5. ΔX:ベクトルのX成分を設定します。
    6. ΔY:ベクトルのY成分を設定します。
    7. ΔZ:ベクトルのZ成分を設定します。

    8. 「作図実行」ボタンを押すと作図を実行します。


  6. 作図結果
     入力条件を下記表に示します。

     
     作図結果を下記に示します。


     図3-2と図3-3において、ベクトルsCが平面内を移動する様子 がわかります。
     以上の作図結果から、相対位置ベクトルが3次元物体の 作図に有効な手段であることがわかります。




4章:基本ベクトルに行く。

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