28章:過熱蒸気表

    作成2012.23(2012.07.24修正)

  1. 過熱蒸気表
     過熱蒸気の物性は理論的に求めるものでは無く、実験的に求める必要があります。
     任意の一般式は



     となります。エントロピsは(28.1)式、エンタリピiは(28.2)式、比容積vは(28.3)式となりますが、具体的に は実験値であり数表となります。
     データ量が多いためEXCELのワークブック「加熱蒸気表.xls」としてまとめました。


  2. 加熱蒸気表のワークブック「加熱蒸気表.xls 」のダウンロード
     下記のワークブック「加熱蒸気表.xls」をダウンロードしてください。

     ダウンロード後はダブルクリックで解凍してから使用してください。
     
    ワークブック「加熱蒸気表.xls 」をダウンロードする。


  3. ワークブック「加熱蒸気表.xls 」説明
    1. シート「加熱蒸気s」はエントロピs数表です。
    2. シート「加熱蒸気i」はエンタリピi数表です。
    3. シート「加熱蒸気v」は比容積v数表です。


  4. 過熱蒸気のエントロピsグラフ
       過熱蒸気のエントロピsグラフを図28-1に示します。

     図28-1は通常のTs線図と異なり、横軸が温度となっているので注意が必要です。図は大まかな傾向を理解する ためのものであり、正確な値は数表を利用する必要があります。


  5.    過熱蒸気のエンタリピiグラフグラフを図28-2に示します。

     図28-2は横軸が温度となっているので注意が必要です。図は大まかな傾向を理解する ためのものであり、正確な値は数表を利用する必要があります。


  6.    過熱蒸気の比容積vグラフグラフグラフを図28-3に示します。

     図28-3は横軸が温度となっているので注意が必要です。図は大まかな傾向を理解する ためのものであり、正確な値は数表を利用する必要があります。
     図28-3はスケールの関係で比容積が大きく圧力が小さい領域が強調されます。この領域では比容積は温度に比例します。

     比容積が小さく圧力が大きい領域の強調グラフを図28-4に示します。

     グラフ図28-4からわかるように、比容積が小さく圧力が大きい領域では、比容積は温度に比例しません。








29章:過熱蒸気表の使用例に行く。

トップページに戻る。