6章:メートルネジの規格、締付けトルクと推力

    作成2013.05.13

  1. メートルねじの形状規格
     図1-1にメートルねじの形状規格図を示します。
     メートルねじは、ねじ外形dとピッチPが決定されると、ねじの形状が全て計算で求まることになります。
     上記の関係式はメートル並目ねじ、細目ねじ共通に成立します。


  2. 推力の計算式
     推力の計算式の計算式については工学関係の雑学 1章:メートルネジの規格、締付けトルクと推力
    1章:メートルネジの規格、締付けトルクと推力に行く。
     を参照願います。



  3. ネジの計算式
    摩擦係数:μ
    耐力:σ
    安全率:Sr
    ネジ外径:D0
    ピッチ:P
    中空内径:D3



  4. 締付けトルクと推力
     C#、WPFアプリケーションで作成しました。

     完成ファイルは以下からダウンロードできます。
     ダウンロード後は解凍してから使用してください。
      [締付けトルクと推力]をダウンロードする。
     解凍すると「LinearEq」フォルダーがあります。
    「screw」フォルダー内の「screw.sln」をダブルクリックすると「Express 2012 for Windows Desktop」が起動して、プログラムの修正・デバッグが可能です。
     「screw.exe」をダブルクリックすると実行プログラムが起動して、締付けトルクと推力の計算が可能となります。


  5. 操作例
    (1)screw.exe」をダブルクリックします。
    (2)メニューの「開く」を選択します。
    (3)標準メートルネジ.txtを開きます。
    (4)細めネジ、中空ボルトの場合は、ピッチと中空内径を修正します。
    (5)計算実行ボタンを押します。
    (6)メニューの「保存」を選択して計算結果を保存します。
    (7)クローズボックスで終了します。


  6. 操作説明
    1.メニュー
    (1)保存:数表データをタブ区切りテキスト形式で保存します。
    (2)開く:保存されたタブ区切りテキスト形式数表データファイルを読み込みます。

    2.ファンクションキー
    (1)F1キーでカレントセルの値をクリップボードにコピーします。
    (2)F2キーでカレントセルにクリップボードの値をペーストします。
    (3)F3F1キーでカレントセルの値をクリアします。

    3.主パラメータ (1)データ行数;データの行数を設定します。
    (2)ねじの角度:ねじの角度を選択します。
    (3)摩擦係数:摩擦係数を選択します。
    (4)耐力:耐力を設定します。
    (5)安全率:安全率を設定します。


    感想:
    (1)C#、WPFアプリケーションを使用すると数表のサイズを自由に設定できるため 操作画面がスマートになります。
    (2)保存されたタブ区切りテキストをテキストエディタとEXCELで修正して 読み込むのが効率的です。









7章:高圧タンクの強度の検討(1)に行く。

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