36章:リミッタ回路
作成2014.02.14
リミッタ回路の検討をします。
- リミッタ回路
(1)評価回路
リミッタ回路を図36-1に示します。
図36-1において、ダイオードを2種類にしましたが、たまたま同じ種類のダイオードが4本なかった
ためです。リミット電圧によっては、LEDやツェナーダイオードを選択することになります。
- 正弦波入力時の出力波形評価
正弦波入力時の出力波形を簡易オシロで観察した結果を図36-2に示します。
図36-2において以下のようになりました。
(1)入力電圧=1.98V
(2)出力電圧=1.21V
- 方形波入力時の出力波形評価
方形波入力時の出力波形を簡易オシロで観察した結果を図36-3に示します。
図36-3において以下のようになりました。
(1)入力電圧=4.12V
(2)出力電圧=1.42V
- 結果の検討
(1)リミッタ回路の出力電圧はダイオードの障壁電圧よりも高めとなる。
(2)入力電圧が高くなると僅かであるが、出力電圧も高くなる。
(3)簡易オシロの測定可能電圧は0〜5Vでマイナス側を測定できません。簡易オシロの入力は抵抗分圧で電圧を調整しました。
(4)簡易オシロは出力波形のグランド基準で測定できません。オフセットを与えて測定するため、オフセット誤差が発生します。
(5)オフセット誤差は測定後補正しました。
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