11章:Device - HID - Custom Demos
作成2014.03.18
サンプルプログラムDevice - HID - Custom Demosを検討します。
- 評価回路
サンプルプログラムDevice - HID - Custom Demosの評価回路を図11-1に示します。
RA0をアナログ入力に設定し、ボリュウムで入力電圧を調整します。
またRD0とRD1にLEDを接続し、RB5にSWを接続します。
- Device - HID - Custom Demosソースプログラム
まずは下記の「11-1.zip」ファイルをダウンロードしてください。
[11-1.zip]をダウンロードする。
解凍するとフォルダー内にUSB-HID-SCDフォルダーがあります。USB-HID-SCDフォルダー内に
(1)MPLAB IDEフォルダー
*USB-HID-SCD.mcpがDevice - HID - Custom Demosがソースプログラムです。
*「MPLAB IDE」と「MPLAB C for PIC18 MCUs」用です。
(2)MPLAB IDE-Xフォルダー
*MPLAB IDE-X\src\apps\usb\device\hid_custom\firmware\MPLAB.Xがソースプログラムです。
*ファイルの相対位置関係は変えられません。
*容量削減のため、直接関係無いと思われるファイルは削除しました。
*「MPLAB X IDE」と「XC8」用です。
(3)Windows Softwareフォルダー
(3-1)PnP Demo - Windows Softwareフォルダー
*HID PnP Demo.exe(実行ファイル)
*Microsoft Visual Basic 2010 Express(ソース)
*Microsoft Visual C# 2012 Express(ソース)
*Microsoft Visual C++ 2012 Express(ソース)
(3-2)Simple Demo - Windows Software
*GenericHIDSimpleDemo.exe(実行ファイル)
*Microsoft Visual C++ 2012 Express(ソース)
(3)注意事項
*上記プログラムはPIC18F4553用に修正してあります。
*HID PnP Demo.exeの表示は10bit用でPIC18F4553は12bitのため、4で割りました。
*USB-HID-SCD.mcpがDevice - HID - Custom Demosの保存ディレクトリに全角文字はつかえません。
*Microsoft Visual C# 2012 Express(ソース)はVS Express for Desktopを管理者として実行しHID PnP Demo.slnを開く必要があります。(ダブルクリック起動ではビルドが成功しません。)
- 動作確認
動作確認の状況を以下に示します。
RA0をアナログ入力に設定し、ボリュウムで入力電圧を調整します。
またRD0とRD1にLEDを接続し、RB5にSWを接続します。
- HID PnP Demo.exe動作確認
HID PnP Demo.exe動作確認の状況を以下に示します。
*「ToggleLED」ボタンを押すとLEDが点灯・消灯に変化します。
*ボリュウムを回すと電圧の表示が変化します。
- GenericHIDSimpleDemo.exe動作確認
GenericHIDSimpleDemo.exe動作確認の状況を以下に示します。
*「ToggleLED」ボタンを押すとLEDが点灯・消灯に変化します。
*RB5のSWを押して、「Get Pushbutton」を押すとStateがPressedに変化します。
- Device - HID - Custom Demosまとめ
(1)Device - HID - Custom DemosではUSB接続が自動認識されます。
(2)A/D変換の値をPC側で知ることができる。
(3)PC側からPICに接続したLEDの点滅ができる。
(4)PICに接続したSWのON/OFFをPC側で知ることができる。
(5)通常必要な機能はDevice - HID - Custom Demosに凝縮されている。
(6)HID PnP DemoはWindows用VB、C++、C#の3種類のソースプログラムが選択できる。
(7)時代の流れからして、「MPLAB X IDE」と「XC8」が本命と思います。
(8)これでPIC18F4553本来の機能を活用できることになります。
(9)PICマイコンの学習用として何を選択するか?最初はかなり迷いました。開発環境の選択の種類が多くPICマイコンの種類も多いため選択に迷います。
(10)PICマイコンの学習用として、最初にAE-USBPIC44基板とPICkit3を選択したのは賢い選択だったことが確認できました。
(11)今後の主流は「MPLAB X IDE」と「XC8」とPICkit3の組合せとなるでしょう!!
12章:Device - CDC - Basic Demoに行く。
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