1章:電子オルゴールICの応用

    作成2014.04.19

     電子オルゴールICを使用したオルゴールを作成します。

  1. 電子オルゴールの回路図
     電子オルゴールの回路図を以下に示します。

    NoAD値(div)電圧(V)抵抗R(Ω)照度L(lux)
    記号品名単価個数小計購入先
    UM348212曲電子オルゴールIC(メロディオルゴール)UM34822001200秋月電子通商
    -ICソケット (16P) (10個入)10110秋月電子通商
    SP1スピーカー S50C123 50mm 0.5W 8Ω不明1-ADWIN
    TR1トランジスター2SC1815Y(60V150mA)(10個入テーピング品)10110秋月電子通商
    VR1半固定ボリューム (500kΩ)50150秋月電子通商
    C2電解コンデンサー2.2μF50V85℃(ルビコンPK)10110秋月電子通商
    R1カーボン抵抗(炭素皮膜抵抗) 1/4W100kΩ (100本入)111秋月電子通商
    R2カーボン抵抗(炭素皮膜抵抗) 1/4W180kΩ (100本入)111秋月電子通商
    S1小型スライドスイッチ 1回路2接点 SS12D01G4(4個入)25125秋月電子通商
    -片面ガラス・ユニバーサル基板 Cタイプ めっき仕上げ (72x48mm) 日本製60160秋月電子通商
    -電池ボックス 単3×1本用(プラスチックタイプ基板用)30260秋月電子通商
     
    *図1-1回路図のポイント
    (1)電電を単三乾電池2個で3Vとしました。(1.5Vでは音量不足でした。)
    (2)スピーカは圧電スピーカーではなくコイルスピーカにしました。(コイルスピーカのほうが音質と音量が良い)
    (3)スピーカはキットで遊ぼう電子回路(ADWIN)付属部品を使用しました。
    (4)UM3482の2番ピンは+接続しないと動作しません。
    (5)UM3482の3番ピンは-接続(全曲演奏)固定としました。
    (6)UM3482の4番ピンは-接続固定としました。(演奏途中での曲変更無し)
    (7)UM3482の4番ピンは+接続固定としました。(演奏繰返し)
    (8)動作モードを固定することにより、回路と操作の単純化しました。


  2. 電子オルゴールの外観
     電子オルゴールの外観を以下に示します。

    *スピーカの接続はピンヘッダ 1×40 (40P)と分割ロングピンソケット 1x42 (42P)をカットして使用しました。


  3. 音響効果
    (1)ほどほどの音質と音量を得ることができました。
    (2)スピーカの上部に陶器製の湯飲みを隙間を開けてかぶせると共鳴現象により、音質と音量が向上します。
    (3)音質と音量の向上はかぶせる器の材質と形状に依存するようです。
    (4)材質的には陶器、ガラス等硬いものが良いようです。
    (5)形状的にはパイプ状で細長い形状が良いようです。
    (6)スピーカにかぶせる器の材質・形状をいろいろ変えてみると面白いです。













2章:気象観測レコーダに行く。

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