6章:簡易AMラジオ

    作成2014.07.19

  1. 簡易AMラジオ回路図
     簡易AMラジオ回路図を以下に示します。



  2. 簡易AMラジオ外観
     簡易AMラジオ外観を以下に示します。



  3. 簡易AMラジオ構成部品
     簡易AMラジオ構成部品を以下に示します。
     入手が容易な部品のみで構成してみました!!
    記号品名単価個数小計購入先
    UTC7642ワンチップAMラジオIC UTC7642 (4個入)25125秋月電子通商
    HT82V739低電圧1.2WオーディオアンプIC HT82V739 2.2〜5.5V動作 2個入50150秋月電子通商
    470μFマイクロインダクタ470μH(10個入)10220秋月電子通商
    60pFセラミックトリマコンデンサー 60pF (4個入)25125秋月電子通商
    10kΩ半固定ボリューム (10kΩ) (10個入)20120秋月電子通商
    47μF電解コンデンサー47μF35V85℃(ルビコンPK)10110秋月電子通商
    1μF絶縁型ラジアルリードタイプ積層セラミックコンデンサー1μF50V5mmピッチ(10個入)10330秋月電子通商
    0.1μF積層セラミックコンデンサー0.1μF50V (25個入)414秋月電子通商
    1MΩカーボン抵抗(炭素皮膜抵抗) 1/4W1MΩ (100本入)111秋月電子通商
    100kΩカーボン抵抗(炭素皮膜抵抗) 1/4W100kΩ (100本入)111秋月電子通商
    1kΩカーボン抵抗(炭素皮膜抵抗) 1/4W10kΩ (100本入)111秋月電子通商
    -片面ガラス・ユニバーサル基板 Cタイプ めっき仕上げ (72x48mm) 日本製60160秋月電子通商
    -電池ボックス 単3×2本用(フタ付プラスチック・スイッチ付)80180秋月電子通商
    -スピーカー S50C123 50mm 0.5W 8Ω不明1-ADWIN


  4. TP1の観察波形
     測定端子TP1の観察波形を以下に示します。


     周波数分析結果を以下に示します。

    *選局した954kHz(TBS)の周波数強度が最大となりますが、その他の局の電波も含まれていることが理解できます。




  5. TP2-TP3間の観察波形
     測定端子TP2-TP3間の観察波形を以下に示します。


     周波数分析結果を以下に示します。

    *25Hzのノイズが確認されます。


  6. 結果の検討
    (1)アンテナは地デジテレビケーブルのアース側を使用しました。
    (2)簡易AMラジオは比較的単純な構成のラジオです。
    (3)選局した周波数が最大となるが、選局以外の周波数成分も残っている。
    (4)音声信号には25Hzのノイズがのっている。
    (5)LC共振回路からの信号取り出し方法はちょっと変形してみました。
    (6)LC共振回路からの信号取り出し方法は、いろいろとかえることができますが、基本特性の改善にはあまり結びつかないようです。
    (7)音声は選局した周波数の音がメインに聞こえます。
    (8)スピーカからは、低周波ノイズ音が聞こえます。
    (9)簡易AMラジオの信号は、オシロスコープのアースノイズやオペアンプのアースノイズの影響を受けやすく、波形観察は苦労しました。
    (10)観察した波形は、オシロスコープのアースノイズやオペアンプのアースノイズの影響をうけている可能性が高いです。
    (11)AMラジオの波形観察は思いのほか難しい!!














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