11章:Samp_PER(パケットエラー測定ツール)の動作試験
作成2014.08.19
ToCoNet SDK Samp_PER(パケットエラー測定ツール)について検討します。
ToCoNet SDK Samp_PER(パケットエラー測定ツール)
ToCoNet SDKは下記のアドレスからダウンロードします。
http://tocos-wireless.com/jp/products/ToCoNet/TWESDK.html
ダウンロード
Windows 版 2014/8月号 SDK SDK 全部入り (582MiB, ZIP)をダウンロードします。
動作試験用プログラムのダウンロード
動作試験用プログラムは「40-11.zip」ファイルをダウンロードしてください。
[40-11.zip]をダウンロード する。
解凍するとフォルダー内に
Samp_PER_Master_JN5164_2_6_5.bin(マスター用実行ファイル)
Samp_PER_Slave_JN5164_2_6_5.bin(スレイブ用実行ファイル)
Win-PingPong.exe(10章と同じ)
があります。
基本操作方法
(1)Samp_PER_Slave_JN5164_2_6_5.binを無線マイコンTWE-Lite DIP (トワイライト・ディップ)に書込みます。
(2)Samp_PER_Master_JN5164_2_6_5.binをToCoStick(トコスティック)に書き込みます。(方法は7章:ToCoNet(トコネット)のソフトウエア開発環境(SDK) とPingPongの実行プログラムの書込みを参照願います。
(3)TWE-Lite R(トワイ・ライター)に無線マイコンTWE-Lite DIP (トワイライト・ディップ)をセットしてUSBをパソコンに接続します。
(4)ToCoStick(トコスティック)をパソコンに接続します。
(5)「Win-PingPong.exe」をダブルクリックで起動します。
(6)画面の左側を「COM8」にセットして、「Conect」ボタンを押します。
(7)画面の右側を「CON9」にセットして、「Conect」ボタンを押します。
(8)TWE-Lite R(トワイ・ライター)のリセットボタンを押します。
(9)以下の画面から「COM9」がTWE-Lite R(トワイ・ライター)に接続されていることが確認できます。
(10)ToCoStick(トコスティック)のリセットボタンは押せないにで、うまく動作しない場合はさし直しが必要となります。
(11)左側のSend Dataに「h」を入力し「Send Data vbCrLf無し」ボタンを押します。
(12)以下のようなコマンド説明が確認できます。
(13)次に左側のSend Dataにs」を入力し「Send Data vbCrLf無し」ボタンを押すと、パケットエラー測定が実行されます。
出力データのコピー方法
(1)左側のテキストボックスで右クリックして「全てを選択」を選択します。
(2)次に左側のテキストボックスで右クリックして「コピー」を選択します。
(3)テキストエディタで「貼り付け」を実行すると以下のようになります。
Connected.
# [h] -->
USAGE:
'n' or 'N' --> RESCAN NODES
'0', '1-4' --> SHOW, CHOOSE NODES
'a' or 'A' --> SET APPACK
'c' or 'C' --> SET TX COUNT
'p' or 'P' --> SET PAYLOAD SIZE
'>', '<' --> CH UP, DOWN
'r' or 'R' --> SET RETRY COUNT
't' or 'T' --> SET TIMER ms
'o' or 'O' --> SET Power
's' or SPACE --> START PER TEST
'b' or 'B' --> STOP PER TEST
CONFIG:
Ch=18,Rt=3,Py=32,Tt=20 ,ADDR=810040bd/00bd
# [s] -->
Child Scanning...
*** CONFIG DESTINATION ***
** Seek child 0012/ch189
** Child respond 1.
*** PER TEST START ***
CH=18, RETRY=3, PAYLOAD=32, TIMER=20
ADDR=810040bd,0189
--- DON'T CHANGE SETTING DURING TEST.
...........................................................................................
======== PER FINISH ========
1000/1000 PER=000.0%
============================
(4)右側のテキストボックスで同様な操作を行うと
Connected.
*** ToCoNet PER SLAVE 2.06-5 ***
*** 810040bd ***
[E_STATE_IDLE]
[E_STATE_RUNNING]
[PKT Ad:0000,Ln:009,Cmd:7,Seq:128,Lq:168,Tms:20540 "HHS.....C"]
[PKT Ad:0000,Ln:032,Cmd:0,Seq:001,Lq:168,Tms:20556 "HHS.123456789a123456789b1234567C"]
[PKT Ad:0000,Ln:032,Cmd:0,Seq:002,Lq:168,Tms:20564 "HHS.123456789a123456789b1234567C"]
[PKT Ad:0000,Ln:032,Cmd:0,Seq:003,Lq:171,Tms:20584 "HHS.123456789a123456789b1234567C"]
[PKT Ad:0000,Ln:032,Cmd:0,Seq:004,Lq:168,Tms:20604 "HHS.123456789a123456789b1234567C"]
[PKT Ad:0000,Ln:032,Cmd:0,Seq:005,Lq:168,Tms:20620 "HHS.123456789a123456789b1234567C"]
[PKT Ad:0000,Ln:032,Cmd:0,Seq:006,Lq:168,Tms:20640 "HHS.123456789a123456789b1234567C"]
[PKT Ad:0000,Ln:032,Cmd:0,Seq:007,Lq:168,Tms:20664 "HHS.123456789a123456789b1234567C"]
[PKT Ad:0000,Ln:032,Cmd:0,Seq:008,Lq:168,Tms:20684 "HHS.123456789a123456789b1234567C"]
[PKT Ad:0000,Ln:032,Cmd:0,Seq:009,Lq:168,Tms:20704 "HHS.123456789a123456789b1234567C"]
[PKT Ad:0000,Ln:032,Cmd:0,Seq:010,Lq:168,Tms:20724 "HHS.123456789a123456789b1234567C"]
[PKT Ad:0000,Ln:032,Cmd:0,Seq:011,Lq:168,Tms:20744 "HHS.123456789a123456789b1234567C"]
[PKT Ad:0000,Ln:032,Cmd:0,Seq:012,Lq:168,Tms:20764 "HHS.123456789a123456789b1234567C"]
[PKT Ad:0000,Ln:032,Cmd:0,Seq:013,Lq:168,Tms:20784 "HHS.123456789a123456789b1234567C"]
[PKT Ad:0000,Ln:032,Cmd:0,Seq:014,Lq:168,Tms:20808 "HHS.123456789a123456789b1234567C"]
[PKT Ad:0000,Ln:032,Cmd:0,Seq:015,Lq:168,Tms:20824 "HHS.123456789a123456789b1234567C"]
[PKT Ad:0000,Ln:032,Cmd:0,Seq:016,Lq:168,Tms:20844 "HHS.123456789a123456789b1234567C"]
[PKT Ad:0000,Ln:032,Cmd:0,Seq:017,Lq:168,Tms:20868 "HHS.123456789a123456789b1234567C"]
[PKT Ad:0000,Ln:032,Cmd:0,Seq:018,Lq:168,Tms:20884 "HHS.123456789a123456789b1234567C"]
トータル1000回繰り返し
(5)パケットエラー率は0%であることが確認できます。
(6)その他出力データの意味については、解説書が必要です。
(7)無線マイコンTWE-Lite DIPをマスター、ToCoStick(トコスティック)をスレイブにしても同様な結果がえられます。
結果の検討
(1)Samp_PER(パケットエラー測定ツール)は、パソコンプログラムもマイコンプログラムも変更することなく簡単に動作しました。
(2)1000回のテストで両方向ともパケットエラー率は0%であることが確認されました。
(3)各種コマンドと出力データの解説が不十分で、その詳細については理解できませんでした。
12章:Samp_ContTx(連続パケット送信サンプル)の動作試験 に行く。
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