30章:無線式気象観測レコーダの常夜灯機能追加

    作成2015.06.15

     無線式気象観測レコーダに常夜灯機能を追加しました!!
     無線マイコンTWE-Lite DIPのプログラミングは久しぶりで、操作を思い出すのが大変でした!!

  1. カラーLED常夜灯外観
      カラーLED常夜灯外観を以下に示します。

    *撮影は強制発光させて、昼間に撮影しました。(通常条件では、昼間はOFF)
    *風力計風車の支柱に固定しました。
    *反射ミラーは「趣味の部品加工 12章:集光用反射ミラーの製作」で製作したものを使用しました。
    *反射ミラーのハンマー痕が複雑な模様を描きます。
    *LEDはイルミネーション・フルカラーLED 5mm 丸型 OSTB5131A−ID を4個使用しました。


  2. カラーLED対応気象観測レコーダ回路図
      カラーLED対応気象観測レコーダ回路図を以下に示します。

     イルミネーション・フルカラーLED 5mm 丸型 OSTB5131A−ID 10個入を使用します。詳細仕様は下記アドレスを参照します。
    http://akizukidenshi.com/catalog/g/gI-02766/
     LPS25H使用 気圧センサーモジュールDIP化キットを使用します。詳細仕様は下記アドレスを参照します。
    http://akizukidenshi.com/catalog/g/gK-08338/
     デジタル温度・湿度センサーAM2321の詳細仕様は下記アドレスを参照します。
    http://www.ne.jp/asahi/shared/o-family/ElecRoom/AVRMCOM/AM2321/AM2321test.html
     EEPROM24FC256-I/Pの詳細仕様は下記アドレスを参照します。
    http://akizukidenshi.com/catalog/g/gI-03568/

    品名単価個数小計購入先
    品名単価個数小計購入先
    イルミネーション・フルカラーLED 5mm 丸型 OSTB5131A−ID 10個入554220秋月電子通商
    トランジスター2SC1815Y(60V150mA)(10個入テーピング品)8216秋月電子通商
    ZigBeeワイヤレスモジュール TWE−Lite Dip−WA (半完成品セミキット)162011620秋月電子通商
    LPS25H使用 気圧センサーモジュールDIP化キット6001600秋月電子通商
    温湿度センサ モジュール AM23217001700秋月電子通商
    シリアルIスケアC EEPROM 24FC256−I/P90190秋月電子通商
    タクトスイッチ(黒色)10110秋月電子通商
    CdSセル(1MΩ)GL5528(4個入)25125秋月電子通商
    低損失CMOS三端子レギュレータ 3.3V150mA XC6202P332TB 2個入50150秋月電子通商
    電解コンデンサー47μF35V85℃(ルビコンPK)10110秋月電子通商
    アクリルケース SK−580180秋月電子通商
    片面ガラス・ユニバーサル基板 Cタイプ めっき仕上げ (72x48mm) 日本製60160秋月電子通商
    ピンヘッダ 1×40 (40P)40140秋月電子通商
    分割ロングピンソケット 1x42 (42P)80180秋月電子通商
    熱収縮チューブ(スミチューブC) Φ1.5×0.2×1m50150秋月電子通商
    3mmプラネジ(12mm)+ナットセット(20個入)2001200秋月電子通商
    合計--3851-


  3. カラーLED対応気象観測レコーダ回路外観
      カラーLED対応気象観測レコーダ回路外観を以下に示します。



  4. カラーLED対応気象観測レコーダプログラムのダウンロード
     完成プログラムは「40-30.zip」ファイルをダウンロードしてください。
    [40-30.zip]をダウンロードする。

     解凍するとフォルダー内に
    TweLite_No04
    Win-PingPong
    フォルダーがあります。
    *\TweLite_No04\App_TweLite\Master\Build\App_TweLite_Master_JN5164_1_6_5.binがNo4のTWE-Lite Dip用です。

     Win-PingPongフォルダー内に
    Win-PingPong.exe(パソコン用実行プログラム)とソースファイルがあります。


  5. 基本操作方法
    (1)\TweLite_No04\App_TweLite\Master\Build\App_TweLite_Master_JN5164_1_6_5.binを無線マイコンTWE-Lite DIP _No4(トワイライト・ディップ_No4)に書込みます。
    (方法は7章:ToCoNet(トコネット)のソフトウエア開発環境(SDK) とPingPongの実行プログラムの書込みを参照願います。
    (2)ToCoStick(トコスティック)をパソコンに接続します。
    (3)「Win-PingPong.exe」をダブルクリックで起動します。
    (4)画面の左側を「COM8」にセットして、「Conect」ボタンを押します。

    (5)ToCoStick(トコスティック)の設定変更
    *ToCoStick(トコスティック)の定期パケット送信はじゃまですので設定変更(インタラクティブ)モードで禁止します。詳細の説明は
    http://tocos-wireless.com/jp/products/TWE-Lite-DIP/TWE-Lite-DIP-step3-interactive.html
    設定変更(インタラクティブ)モードを参照します。
    o: set Option Bits (0x00000020)を (0x00000022)に変更します。

    上の状態でS(保存)を送信すると設定変更完了です。

    (6)TWE-Lite R(トワイ・ライター)を外して、無線式象観測レコーダ実用タイプ_No4の電源をいれます。
    (7)ToCoStick(トコスティック)のリセットボタンは押せないにで、うまく動作しない場合はさし直しが必要となります。
    (8)コマンド0x81の状態通知が10分間隔で受信されます。
    (9)以下の画面となります。

    (10)無線式象観測レコーダ実用タイプ_No4の記録データを回収する場合、操作画面の「F7識別コード」が「04」に設定されていること確認して「F7機能」ボタンを押します。(無線式象観測レコーダ実用タイプ_No2の場合「02」を設定します。
    (12)「F7機能」ボタンを押すとしばらくして保存ファイルダイアログが表示され、保存場所とファイル名を指定して保存します。

    (13)保存したファイルにはタブ区切り、テキスト形式のデータが保存されます。
    *電源投入直後のNoOld(16進)=0の測定データは不安定であり、手動で削除が必要です。

    周期(16進)NoOld(16進)NoNew(16進)湿度(%)温度(℃)風力雨量照度(Lux)気圧(hPa)温度(℃)
    4B00879845.633.2003203.61001.933.7
    4B00889843.634.4002879.51002.433.8
    4B00899841.834.6002607.31002.834.1
    4B008A9841.634.7002879.51002.433.4
    4B008B9843.634.8003294.41001.435.6
    4B008C9839.337.8001662100431.9
    4B008D9845.932.70025461002.433
    4B008E9843.734.2003389.71001.534.2
    4B008F9840.335.50025461002.632.8
    4B00909842.933.6002955.11001.435.1
    4B00919840.336003203.6100133.8
    4B00929840.134.8002807.11001.135.2
    4B00939839.535.70025461002.133.8
    4B00949838.234.4002879.51000.935.8
    4B0095983935.9002807.11001.435.3
    4B0096983936.5002737.71000.635.9

    ***以下は受信生データです。
    :78812A013381001ABE000327000CF92683036416320D6F4B000087009801C8014C000000000650B39D3E8DEF6D
    :78812A013381001ABE00032F000CFA2683036416320D6F4B000088009801B4015800000000064C4CA63EADEFAD
    :78812A013381001ABE000337000CF92683036416320D6F4B000089009801A2015A0000000006488FAC3E2CF0F0
    :78812A013381001ABE00033F000CF92683036416320D5E4B00008A009801A0015B00000000064CC2A53EE7EE10
    :78812A013381001ABE000347000CF92683036416320DAF4B00008B009801B4015C00000000065122973E0CF320
    :78812A013681001ABE00034F000CF92683036416320D6F4B00008C00980189017A00000000063253C03E0BEC2E
    :78812A013381001ABE000357000CF92683036416320DAF4B00008D009801CB0147000000000647D0A63E42EE28
    :78812A013381001ABE0003DF000CF92683036416320DAF4B00008E009801B50156000000000652DC973E66F078
    :78812A013381001ABE0003E7000CF92683036416320D6F4B00008F00980193016300000000064729A93EB9ED20
    :78812A013681001ABE0003EF000CF92683036416320DAF4B000090009801AD015000000000064D44963E20F253
    :78812A013381001ABE0003F7000CF92683036416320DAF4B0000910098019301680000000006509A903EB6EF69
    :78812A012D81001ABE0003FF000CF92683036416320D6F4B00009200980191015C00000000064B64923E40F260
    :78812A013381001ABE000407000CF92683036416320DAF4B0000930098018B0165000000000647F8A03EA1EF11
    :78812A013381001ABE000493000CF92683036416320D6F4B0000940098017E015800000000064CA08D3E67F37A
    :78812A013681001ABE000497000CF92683036416320D6F4B00009500980186016700000000064BB6953E8DF219
    :78812A013381001ABE00049F000CF92683036416320DAF4B00009600980186016D00000000064A70893EB1F3FB


  6. 設定変更(インタラクティブ)モード
    ((1)9章:App_TweLiteの修正とWin-PingPongの修正と同様の操作が可能です。
    (2)「Send Dataテキストボックス」と「Send Data vbCrLf無し」ボタン、「Send Data vbCrLf有り」ボタンを使用します。


  7. 「F7機能」ボタンによる無線式気象観測レコーダ実用タイプの基本操作
    (1)F4,5,6ディレイ(s)
    *1回の連続データ送信を8測定データ×2重送信=16データ送信に制限しています。F4,5,6ディレイ(s)はこのデータ送信が完了するまでの待ち時間(標準3s)を設定します。
    *この値を小さくするとデータ抜けが発生しやすくなり、大きくすると受信時間が長くなります。

    (2)F7識別コード
    *無線式象観測レコーダ実用タイプ_No4に対して「04」を設定し、無線式象観測レコーダ実用タイプ_No2「02」を設定します。
    *標準設定「01」となっていますが、無線式象観測レコーダ実用タイプ_No4かNo2かを確認する必要があります。

    (3)「F7機能」ボタン
    *(NoOld)から(NoNew-2)までの測定データを受信して、タブ区切りテキストファイルとして保存します。
    *実行後は(NoOld)=(NoNew-1)が設定されます。
    *データ収集の基本操作となります。(異常がなければ、この操作だけでデータ収集ができます。)


  8. 「F3機能」ボタンによる特殊操作
    (1)Send Datacテキストボックスにコマンドを入力し、「F3機能」ボタンを押すとコマンドが実行されます。

    (2)測定サイクル時間の変更
    *「0001AA044B00CCCCDDDD」→レコーダ_No4のサイクル時間を10分に設定します。
    *トータル文字数は変更できません。
    *0001→特に意味はありません。
    *AA→測定サイクル時間の変更と判定します。
    *04→レコーダ_No4と判定します。
    *4B00→16進数で1/32s刻みの整数です。(設定時間)となります。
    *CCCCDDDD→特に意味はありません。

    (3)読出し開始データNo変更
    *「0001CC040001CCCCDDDD」→レコーダ_No4の読出し開始データNo(=NoOld)を0001に設定します。
    *トータル文字数は変更できません。
    *0001→特に意味はありません。
    *CC→読出し開始データNo変更と判定します。
    *04→レコーダ_No4と判定します。
    *0001→読出し開始データNo(=NoOld)を0001に設定します。
    *CCCCDDDD→特に意味はありません

    (4)カウンタリセット
    *「0001DD04BBBBCCCCDDDD」→レコーダ_No4のカウンタリセット(リセット時と同条件)
    *トータル文字数は変更できません。
    *0001→特に意味はありません。
    *DD→読出し開始データNo変更と判定します。
    *04→レコーダ_No4と判定します。
    *BBBBCCCCDDDD→特に意味はありません
     
    (5)測定No(=NoNew)の変更
    *「0001EE04000ACCCCDDDD」→レコーダ_No4の測定データNo(=NoNew)を000Aに設定します。
    *トータル文字数は変更できません。
    *0001→特に意味はありません。
    *EE→測定No(=NoNew)の変更と判定します。
    *04→レコーダ_No4と判定します。
    *000A→測定No(=NoNew)を000Aに設定します。
    *CCCCDDDD→特に意味はありません
    *この機能は停電トラブル等の非常用で通常使用しません。

    (6)カウンタを遅延
    *「0001FA04BBBBCCCCDDDD」→レコーダ_No4のカウンタを測定終了後に設定して、測定開始を遅延します。
    *トータル文字数は変更できません。
    *0001→特に意味はありません。
    *FA→カウンタを遅延と判定します。
    *04→レコーダ_No4と判定します。
    *BBBBCCCCDDDD→特に意味はありません
    *この機能は測定開始タイミング調整に使用します。

    (7)カウンタを進める
    *「0001FB04BBBBCCCCDDDD」→レコーダ_No4のカウンタを測定直前に設定して、測定開始を早めます。
    *トータル文字数は変更できません。
    *0001→特に意味はありません。
    *FB→カウンタを進めると判定します。
    *04→レコーダ_No4と判定します。
    *BBBBCCCCDDDD→特に意味はありません
    *この機能は測定開始タイミング調整に使用します。

    (8)常夜灯(LED)の強制OFF
    *「10001FE04CCCCDDDDEEEE」→レコーダ_No4の常夜灯(LED)を強制OFFします。
    *トータル文字数は変更できません。
    *0001→特に意味はありません。
    *FE→常夜灯(LED)を強制OFFします。
    *04→レコーダ_No4と判定します。
    *CCCCDDDDEEEE→特に意味はありません

    (9)常夜灯(LED)の強制OFF解除
    *「10001FF04CCCCDDDDEEEE」→レコーダ_No4の常夜灯(LED)を強制OFFを解除します。
    *トータル文字数は変更できません。
    *0001→特に意味はありません。
    *FE→常夜灯(LED)を強制OFFします。
    *04→レコーダ_No4と判定します。
    *CCCCDDDDEEEE→特に意味はありません

     以上の機能を使用すると、測定タイミングの調整や測定データの受信調整が容易にできます。(コマンド入力はコピー・ペーストを使用します。)


  9. 「LED off」ボタンと「LED on」ボタン
    (1)「LED off」ボタン
    *常夜灯(LED)の強制OFFを実行します。
    *F7識別コードに「04」を設定する必要があります。
    (2)「LED on」ボタン
    *常夜灯(LED)の強制OFFを解除します。
    *F7識別コードに「04」を設定する必要があります。


  10. App_TweLiteプログラムの変更箇所
    (1)主にLEDのON/OFF機能を追加しました。
    (2)変更箇所には//***変更10を記載しました。
    (3)詳細はソースを参照願います。


  11. 結果の検討
    (1)常夜灯は、簡単な回路で制御可能ですが、あえて気象観測レコーダの追加機能としました。
    (2)追加機能はLEDのON/OFF制御のみですので、比較的簡単な修正のはずでした。
    (3)ToCoNet(トコネット)のソフトウエア開発環境(SDK)の操作は久しぶりで、思い出すのが大変でした。
    (4)USBアダプター TWE−Lite R(トワイ・ライター)を接続し、デバッグ時の動作が不安定でした。
    (5)我家では、ZigBeeワイヤレスモジュール TWE−Lite Dipが7台、USBドングル ToCoStick(トコスティック)が1台で同一周波数設定で使用することになります。
    (6)電波の安定性は設置場所や気候変動に影響されるみたいで、特に湿度が高い時に動作が不安定になります。
    (7)デバッグ時は動作タイミングを短くしており、USB通信割込みが多く発生するため、割り込みタイミング起因の動作不安定が発生したのかな?と思っています。
    (8)通常動作条件に戻すと動作が安定しました。
    (9)しかし、設置場所、気候変動起因の無線通信不良が時々発生するのが悩みです。


  12. 設置場所、気候変動起因の無線通信不良対策
    (1)有効対策
    ちょうど中間位置のZigBeeワイヤレスモジュール TWE−Lite Dipに下記の設定で 無線通信不良が大幅に低減しました。
     オプションビットの設定 設定値(16進表記)「00008000」機能 子機設定で中継する 説明(ビットを設定した時の振る舞いを記述します)中継器ではない子機で中継を行います。 ほかに指定がなければ最大1ホップの中継を行います。(間欠モード無効)
    *中継により大幅に無線通信不良が低減しました。
    *配置による障害物の影響が大きいようです。
    (2)効果がなかった対策
     周波数チャンネルの設定で複数チャンネルを設定はあまり有効ではありませんでした。





トップページに戻る。