9章:電動ドリルの水平固定冶具の自作
作成2015.06.01
電動ドリルの水平固定冶具を自作してみました。
電動ドリルの水平固定冶具の外観
作成した電動ドリルの水平固定冶具の外観を以下に示します
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(1)土台
*コンクリート製踏み台(600mm×330mm×180mm、質量約30kg)の上に設置しました。
(2)ベース
*コンクリートブロック(300mm×300mm×60mm、質量約12.5kg)を使用しました。
(3)電動ドリル固定バー
*24mm×24mmの木材を使用
*手持ちの電動ドリルの形状に合わせて、形状を加工しました。
(4)電動ドリルの固定方法
*M6ボルトを4本使用して固定しました。
(5)電動ドリルのON/OFFと回転速度調整
*テーパ状の木片の位置で電動ドリルのON/OFFと回転速度調整を行います。
(6)加工用のみの支持台
*レンガ(210mm×100mm×60mm、質量約2.5kg)を使用しました。
*高さ調整に厚さ約15mmの木材板を使用します。
(7)撮影条件
*電源のコンセントは抜いて撮影しました。
*電動ドリルの先端には金木犀の枝を輪切りにした木片を固定しました。
*金木犀の木片の固定にはM6のボルトとナットを使用しました。
金木犀の木片仕上げ加工
のみで切削後の表面は荒れているので、ヤスリと紙やすりを使用して仕上げ加工しました。
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*電動ドリルの電源コンセントは抜いて撮影しました。
*のみによる加工後、ヤスリで表面を滑らかにします。
*最終仕上げは紙やすりを使用しました。
金木犀の木片オブジェ例
金木犀の木片オブジェ例を以下に示します。
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*金木犀の木片は硬いため、M6メネジを加工できます。
*金木犀の木片同士をM6ボルトで結合することにより、より複雑な立体を形成できます。
電動ドリルの水平固定冶具の自作まとめ
(1)電動ドリルの水平固定冶具は単純な構造で比較的容易に自作できました。
(2)土台にコンクリート製踏み台(600mm×330mm×180mm、質量約30kg)、ベースにコンクリートブロック(300mm×300mm×60mm、質量約12.5kg)を使用したため、十分な重みと剛性が確保できました。
(3)持ち運べる重さではないので、屋外設置となりました。
(4)のみで加工時は変動負荷荷重が発生しますが、重さと剛性の大きさが振動を軽減してくれます。
(5)ステージ等の可動部が無い単純な構造ですが、思いのほか使い勝手の良い冶具となりました。
(6)今回は木材の円柱加工でテストしましたが、いろいろな用途に応用できそうです。
10章:菜切り包丁と出刃包丁の再研磨に行く。
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