18章:ESP-WROOM-02でアナログ入力制御

    作成2015.11.05

  1. ESP-WROOM-02でアナログ入力制御の参考アドレス
    2章:Arduino(アルドゥイーノ)演習(Basics編)
    http://skomo.o.oo7.jp/f47/hp47_2.htm
     Arduino UNOとESP-WROOM-02アナログ入力において互換性がありますが、入力ピンはTOUTの みでボ−レートは115200bpsに設定する必要があります。


  2. ESP-WROOM-02でアナログ入力制御回路図
     ESP-WROOM-02でアナログ入力制御回路図を以下に示します。





  3. スケッチの作成
    (1)メニューの「ファイル」_「スケッチの例」_「Basics」_「Basics/Analog Read Serial」でスケッチが設定されます。
    (2)送信間隔を長くするためにdelay(1); をdelay(1000); に変更します。**注(1)
    (3)(Serial.begin(9600);→Serial.begin(115200);に変更変更します。**注(2)
    /*
      AnalogReadSerial
      Reads an analog input on pin 0, prints the result to the serial monitor.
      Attach the center pin of a potentiometer to pin A0, and the outside pins to +5V and ground.
    
     This example code is in the public domain.
     */
    
    // the setup routine runs once when you press reset:
    void setup() {
      // initialize serial communication at 9600 bits per second:
      Serial.begin(115200);//9600→115200**注(2)
    }
    
    // the loop routine runs over and over again forever:
    void loop() {
      // read the input on analog pin 0:
      int sensorValue = analogRead(A0);
      // print out the value you read:
      Serial.println(sensorValue);
      delay(1000);	//**注(1) 1→1000に変更
    }
    


  4. スケッチの書込み
    (1)ESP-WROOM-02のフラッシュ書き換え時のピン設定
    *ENピン:(Chip Enable.)→High(10kΩプルアップ)
    *GPIO-15ピン:(Type I/O MTDO;HSPI_CS; UART0_RTS)→LowHigh(10kΩプルダウン)
    *GPIO-2ピン:(Type I/O UART Tx during flash programming)→High(10kΩプルアップ)
    *GPIO-0ピン:(Type I/O SPI_CS2)→Low(10kΩプルダウン)(Lowでラッシュ書き換えモード)
    *TXピン:USBシリアル変換モジュールのRX
    *RXピン:USBシリアル変換モジュールのTX
    *GNDピン:USBシリアル変換モジュールのGND

    (2)ESP-WROOM-02の電源を投入します。
    (3)メニュー「ツール」_「ポート」_「COM14」を選択します。
    (4)メニュー「スケッチ」_「マイコンボードに書込む」を選択します。
    (5)書込みが完了します。
    (6)GPIO-0ピン:(Type I/O SPI_CS2)→High(10kΩプルアップ)に戻します。
    (7)ESP-WROOM-02の電源を再投入します。


  5. 動作試験
    (1)arduino.exeを起動して、シリアルモニタを開きます。
    (2)GPIO-0ピン:(Type I/O SPI_CS2)→High(10kΩプルアップ)に戻し、ESP-WROOM-02の電源を再投入します。
    (3)ボリュウムを回すと値が0から1023の範囲で変化することが確認できます。
    (4)シリアルモニタの受信データを以下に示します。
    1024
    1024
    1008
    833
    681
    344
    210
    45
    0
    3
    0
    18
    174
    397
    484
    722
    766
    963
    1024
    1024
    


  6. ESP-WROOM-02でアナログ入力制御まとめ
    (1)Arduino UNOのA0ピンとESP-WROOM-02のTOUTピンはアナログ入力において、互換性があります。
    (2)ただし、ESP-WROOM-02のシリアル通信のボ−レートは115200bpsに設定する必要があります。
    (3)また、ESP-WROOM-02のアナログ入力はTOUTピンのみに制限されます。




19章:ESP-WROOM-02でEEPROM 24FC256-I/P(I2C)制御に行く。

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