2章:膀胱癌発症原因物質の調査検討
作成2016.02.20
膀胱癌発症原因物質について調査検討してみたいと思います。
- 膀胱がんの原因
以下のアドレスを参照しました。
「http://www.kenko-msnet.jp/bui-boukou.html」にジャンプする。
(1)膀胱がんの原因ははっきりとはわかっていませんが統計的に以下の要因が発がんリスクが高いとみられています。
(2)高齢者,男性,喫煙者
年齢が高くなるほど,発症率が増加し,40才以下で発症することはまれです。また,男性は女性の3〜4倍,喫煙者は非喫煙者の2〜3倍の発症率です。
(3)化学物質への接触
以前から化学物質である芳香族アミンを扱う職業の人に多く見られるという指摘があり,現在はこの化学物質の製造と使用とが禁止されています。
しかし,現在でも,塗装業者,印刷業者,染色業者,美容師など,化学物質に接触する職業の人は,発症率が高いといわれています。
(4)特定の薬物,抗がん剤
精神安定剤のクロルプロマジン,解熱鎮痛薬のフェナセチン,抗がん剤のシクロフォスファミドを使用すると膀胱がんの発症率が高くなります。
その他,子宮がんへの放射線治療や高タンパクの食事なども発症リスクを高める因子として指摘されています。
- 喫煙、コーヒー、緑茶、カフェイン摂取と膀胱がん発生率との関係について
以下のアドレスを参照しました。
「http://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/339.html」にジャンプする。
*カフェインも膀胱がんの原因となりそうです。
- 私の生活習慣
(1)男性で高齢です。(女性の3〜4倍)
(2)喫煙年数は約46年間喫煙しています。(銘柄はLARK タール9mg ニコチン0.8mg)(非喫煙者の2〜3倍)
(3)コーヒーを毎日約6杯程度。(飲む量は多めです。)
(4)各種の反応硬化型の樹脂材料を調合・評価した経験があります。(その中には、芳香族アミンも含まれます。)
*以上を総合すると膀胱癌を発症しやすい生活習慣であったことになります。
*禁煙は必須のようです!!
- ニコチンの分子構造
ニコチン (nicotine) は、アルカロイドの一種の有毒物質である。揮発性がある無色の油状液体で、分子式は
C10H14N2
です。
- カフェインの分子構造
カフェイン (caffeine) は、アルカロイドの一種で精神刺激薬のひとつである。水溶性の白色結晶で、分子式は
C8H10N4O2
です。
- 芳香族アミンの分子構造例
エポキシ樹脂の硬化剤の1種であるフェニレンジアミンの分子式は
C6H4(NH2)2
です。
*ニコチンの分子構造、カフェインの分子構造、芳香族アミンの分子構造を比較したとき、どの分子構造が膀胱癌を誘発するのか?
*窒素原子が共通に存在することは理解できますが、それ以外の共通性を見つけるのは困難です。
*しかし、このような物質の摂取を避けるのが望ましいと思われます。
3章:経尿道的膀胱腫瘍切除手術(TUR-BT)第1回目(2016年3月16日〜3月28日)に行く。
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