6章:鎮痛剤と睡眠薬

    作成2016.04.16
     鎮痛剤と睡眠薬について調べてみました。

  1. 鎮痛剤の必要性
     私が鎮痛剤の必要性を感じたのは以下の場合です。
    (1)2016年3月17日(木)経尿道的膀胱腫瘍切除手術(TUR-BT)第1回目実施当日の夜 、耐え難い痛みを感じ、ナースコールで鎮痛剤を処方してもらいました。
    (2)2016年3月18日(金)〜2016年3月24日(木)、TUR-BT第1回目のとき 右側腎臓の尿管出口がつまりました。この影響で右側腎臓の尿が流れることができず、 腫れあがりました。(水腎症といいます。)右側腎臓の腫れがなくなるまでナースコールで 鎮痛剤を処方してもらいました。


  2. 睡眠薬の必要性
     以下の場合に試してみました。
    (1)2016年3月17日(木)経尿道的膀胱腫瘍切除手術(TUR-BT)第1回目実施当日の夜、看護師の提案で服用しました。 朝までぐっすり眠ったためか、すっきり目覚めました。(このときは、バルーンカテーテルで排尿の必要はありませんでした。)
    (2)2016年3月23日(水)21:00に睡眠薬の効果を確かめるため服用しました。大量の水分を取っていたため、AM2:00に 強い尿意を感じ目覚めましたが、目覚めが悪く異様な気持ち悪さを感じました。(このときは大量の水分をとっていたため、 短時間で排尿の必要がありました。)
     このような条件のとき、睡眠薬は服用しない方が良いようです。


  3. 鎮痛剤
    (1)錠剤
    *名称:カロナール錠200
    *用法:2錠/回(服用間隔4〜6h以上)
    *作用:解熱鎮痛
    *有効成分:アセトアミノフェン
    *CAS番号:103-90-2
    *分子構造:以下に示します。



    *有効成分アセトアミノフェンの血漿中濃度の時間変化を以下に示します。





    (2)座薬
    *名称:ボンフェナック坐剤50
    *用法:1個/回(肛門内に挿入、1日2回以下が望ましい)
    *作用:解熱鎮痛
    *有効成分:ジクロフェナクナトリウム
    *分子構造:以下に示します。



    *有効成分ジクロフェナクナトリウムの血漿中濃度の時間変化を以下に示します。





  4. 睡眠薬
    (1)錠剤
    *名称:ブロチゾラムOD錠0.25mg「テバ」
    *用法:1錠/回(寝る前)
    *作用:脳の神経をしずめる
    *有効成分:ブロチゾラム
    *CAS番号:57801-81-7
    *化学式:C15H10BrClN4S
    *分子量:393.69
    *分子構造:以下に示します。



    *水150mLで服用時の有効成分ブロチゾラムの血漿中濃度の時間変化を以下に示します。



    *有効成分ブロチゾラムの血漿中濃度の時間変化はかなりゆっくりであることが理解できます。


  5. 鎮痛剤と睡眠薬まとめ
    (1)手術後は耐え難い痛みに襲われることがあります。
    (2)このような時、ナースコールで鎮痛剤をお願いする必要があります。
    (3)痛みが小さい時は錠剤で効果がありますが、痛みが大きい時は座薬が必要になります。
    (4)夜なかなか眠れない場合、睡眠薬を使用すれば眠れるのですが、8時間以上熟睡できる条件が必要です。
    (5)8時間以内に強い便意、または尿意が予想される場合は睡眠薬の使用はさけた方が安全です。
    (6)尿のバルーンカテーテルを使用している場合は、尿意がこないので睡眠薬が使えます。




7章:口寂しいを解消する方法に行く。

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