8章:ユーザフォームの挿入とコマンドボタン

    作成2021/11/19

  1. ユーザフォームの挿入
    (1)EXCEL2019を起動します。
    (2)新規_空白のブックを選択します。
    (3)開発タブをクリックして「Visual Basic」をクリックします。
    (4)「挿入」_「ユーザフォーム」を選択します。
    (5)「ユーザフォーム」に「コマンドボタン」を2個追加します。



    (6)「ユーザフォーム」を右クリックします。



    (7)コードの表示を選択すると、オブジェクト「UserForm1」のコードエディタが表示されます。



    (8)以下のコードを貼付けます。
    Private Sub CommandButton1_Click()
        myG.N(0) = 1
        UserForm1.Hide
    End Sub
    Private Sub CommandButton2_Click()
        myG.N(0) = 2
        UserForm1.Hide
    End Sub
    




  2. 「標準モジュール」の挿入
    (1)「挿入」_「標準モジュール」を選択します。
    (2)以下のコードを貼付けます。
    Type myT
        N(2) As Integer
        S(2) As String
    End Type
    Public myG As myT
    Sub Macro1()
        myG.N(0) = 0
        Load UserForm1
        UserForm1.CommandButton1.Caption = "OK"
        UserForm1.CommandButton2.Caption = "キャンセル"
        UserForm1.Show
        dp = 1
        Unload UserForm1
    End Sub
    
    (3)dp = 1の行をクリックします。
    (4)「デバッグ」_「ブレークポイントの設定/解除」を選択します。



    (5)これで、ブレークポイントの設定ができました。

  3. Macro1の実行
    (1)Macro1を実行します。



    (2)OKボタンを押します。
    (3)「表示」_「ウォッチウインドウ」を選択します。
    (4)「デバッグ」_「ウォッチ式の追加」を選択します。
    (5)式にmyGを入力して、「OK」ボタンを押します。
    (6)myGを展開すると以下のようになります。



    (7)OKボタンが押されたとき、N(0)の値が1となります。
    (8)キャンセルボタンが押されたとき、N(0)の値が2となります。
    (9)Xボタン(閉じる)が押されたとき、N(0)の値が0となります。
    (10)変数N(1),N(2),S(0),S(1),S(2)は未使用です。

  4. ファイルの保存
    (1)作成したEXCELファイルは「8章.xlsm」として保存します。

  5. 「8章.xlsm」ファイルのダウンロード
     「8章.xlsx」ファイルは、以下からダウンロードできます。
     ダウンロード後は解凍してから使用してください。
     
    「8章.xlsm」ファイルをダウンロードする。
     解凍すると「8章.xlsm」ファイルがあります。

  6. CommandButton1がクリックされたときの処理
    Private Sub CommandButton1_Click()
        myG.N(0) = 1
        UserForm1.Hide
    End Sub
    
    (1)myG.N(0) = 1でパブリック変数myG.N(0)の値を1に設定します。
    (2)UserForm1.Hideでオブジェクト「UserForm1」を閉じます。

  7. ユーザ定義変数の定義
    Type myT
        N(2) As Integer
        S(2) As String
    End Type
    
    (1)名称「myT」の変数の型を定義します。
    (2)N(2) As Integerで整数型配列変数を定義します。
    (3)S(2) As Stringで文字型配列変数を定義します。

  8. パブリック変数myGの定義
    Public myG As myT
    
    (1)パブリックで変数myGをmyT型で宣言します。

  9. 標準モジュールのMacro1
    Sub Macro1()
        myG.N(0) = 0
        Load UserForm1
        UserForm1.CommandButton1.Caption = "OK"
        UserForm1.CommandButton2.Caption = "キャンセル"
        UserForm1.Show
        dp = 1
        Unload UserForm1
    End Sub
    
    (1)myG.N(0) = 0で変数myG.N(0)を0に設定します。
    (2)Load UserForm1でオブジェクトUserForm1を実装します。
    (3)UserForm1.CommandButton1.Caption = "OK"でCommandButton1の表示を設定します。
    (4)UserForm1.Showでオブジェクト「UserForm1」を表示します。
    (5)dp = 1はデバッグ用のダミーです。
    (6)Unload UserForm1でオブジェクトUserForm1を消去します。


9章:ラベルとテキストボックスに行く。

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