1章:ソフトの構成と操作方法
- 起動方法
- 初めは、簡易複式簿記ソフト「boki-e5.xls」または「BOKI-E97.XLS」をダブルクリックしないで起動願います。
- 初めにEXCELのアプリケーションを起動します。
- メニューの「ファイル」をクリックしプルダウンメニューの「開く」を選択します。
- ファイル選択ダイアログでファイルの種類を全てに設定して、「boki-e5.xls」または「BOKI-E97.XLS」を開いて下さい。
- 次に、メニューの「ファイル」をクリックしプルダウンメニューの「上書き保存」を選択し、保存します。
- 次からは、ダブルクリックで起動します。
- ソフトの構成
(1)本ソフトのシート構成は以下の通りになっています。
(2)シート「操作」
- 基本操作画面です。
- 「仕訳入力」ボタン:取引データの入力用ボタンです。
- 「勘定科目処理実行」ボタン:勘定科目別の総勘定元帳が自動作成されます。
- 「残高試算表実行」ボタン:シート「残高試算表」が完成します。
- 本シートはシート保護がかかっていますので編集はできません。
(3)シート「入力」
- 取引データの入力用シートです。
- 通常は表示されていませんが、「仕訳入力」ボタンを押すと表示されます。
- このシートの入力方法が操作のほとんどで、後で入力方法を解説したいと思います。
- 本シートはシート保護がかかっていますが、入力が必要なセルのみ入力可能です。
(4)シート「総仕訳元帳」
- 取引データの総まとめ表になっています。これが入力結果の全てです。
- デフォルトで入力結果例がすでに書き込んであります。
- 新規に始めたい場合は3行目以降を消去して、使用します。(文字のみを消去し、書式は残して下さい。)
- 本シートはシート保護がかかっていません。注意して修正ねがいます。
(5)シート「勘定科目」
- 本シートは勘定科目種類の設定を行うシートです。
- デフォルトで入力例がすでに書き込んであります。
- No:通しナンバーです。
- コード:本ソフトでは使用していません。
- 勘定科目:整理分類の科目で勘定科目別に総勘定元帳を作成します。
- 分類:資産、費用、負債等おおまかな分類です。
- 分類符号:分類によって、計算の正負が変わりますので(1)or(-1)を入力します。簿記では物理計算と違って、マイナスの表記をきらっていますのでこれで計算式の正負を切り替えています。入力例を参考にして下さい。
- 勘定科目の項目数は制限しています。45項目以下にしてください。
- 本シートはシート保護がかかっていません。注意して修正ねがいます。
(6)シート「取引先」
- 本シートは取引先種類の設定を行うシートです。
- デフォルトで入力例がすでに書き込んであります。
- No:通しナンバーです。
- コード:本ソフトでは使用していません。
- 取引先:取引先を記入願います。
- 分類:おおまかな分類です。
- 取引先の項目数は制限しています。45項目以下にしてください。
- 本シートはシート保護がかかっていません。注意して修正ねがいます。
(7)シート「残高試算表」
- 本シートは残高試算結果の纏め表のシートです。
- 自動的に前の値を消去し、新しい結果に更新しますので、デフォルトの入力値は気にしないで下さい。
- 本シートはシート保護がかかっていませんがいじらないでください。
(8)シート「work」
- 本シートは計算実行用のシートです。
- A,B,C列はいじらないでください。
- D列の勘定科目はその勘定科目の総勘定元帳がすでに作成されているかを判定するためにあります。シート「勘定科目」にあって、シート「work」にない勘定科目は自動的にその勘定科目の総勘定元帳シートを作成します。
- もし、総勘定元帳シートをシートごと削除した場合は、D列の対応する勘定科目も削除願います。
- 本シートはシート保護がかかっていません。注意して修正ねがいます。
(9)シート「原紙」
- 本シートは総勘定元帳の原紙シートです。
- 本シートはシート保護がかかっていませんがいじらないでください。
(9)シート「Module1」
- 本シートはプログラムシートです。
- 本シートは見えなくしてあります。
- 本シートはシート保護がかかっています。
以上が本ソフトの全体構成です。
- 動作試験
- 「boki-e5.xls」または「BOKI-E97.XLS」をダブルクリックで起動します。
- シート「操作」を選択します。
- 「仕訳入力」のボタンをクリックします。
- シート「入力」が表示されます。
- 仕訳入力表の月日入力欄をクリックし、1/31と入力します。(取引発生月日です。)
- 仕訳入力表の伝票番号入力欄は32が自動的にはいります。(32番眼の意味)
- 仕訳入力表の借方勘定科目入力欄をクリックし、「仕入れ」を選択します。(仕入れの場合)
- 仕訳入力表の勘定科目分類入力欄は「費用」が自動的にはいります。(区分が費用の意味)
- 仕訳入力表の借方金額入力欄をクリックし、3000と入力します。(取引金額です。)
- 仕訳入力表の貸方勘定科目入力欄をクリックし、「現金」を選択します。(現金の場合)
- 仕訳入力表の勘定科目分類入力欄は「資産」が自動的にはいります。(区分が資産の意味)
- 仕訳入力表の貸方金額入力欄は3000が自動的にはいります。(取引金額です。)
- 仕訳入力表の取引先入力欄をクリックし、「A商店」を選択します。(A商店の場合)
- 仕訳入力表の摘要入力欄をクリックし、「B商品を50個」と入力します。(コメントです。)
・以上で取引内容の入力は終了です。(この例は商品を現金で仕入れた場合です。)
- 最後の仕上げに「入力OK」ボタンを押して下さい。
- シート「総仕訳元帳」が選択され、最後の行にさきほどの取引の入力結果が記録されます。
- シート「操作」を選択します。
- 「勘定科目処理実行」のボタンをクリックします。
- シート「総仕訳元帳」から、勘定科目別の総勘定元帳が自動作成されます。
- 処理終了を待ちます。
- シート「現金」をクリックします。現金の総勘定元帳が表示されます。現金の総勘定元帳には現金の動きだけが整理されて転記されています他の勘定科目も同様に総勘定元帳が作成されています。
- 「総仕訳元帳」が全記録ですが残高等がわかりません。これに対し、総勘定元帳は残高等わかりやすくなっています。
- シート「操作」を選択します。
- 「残高試算表実行」ボタンをクリックしてください。
- 処理終了を待ちます。
- シート「残高試算表」を選択します。
・各勘定科目別の残高一覧表が完成されています。
・この表から、経営状態がわかります。(収益-費用が正ならば黒字です。)
- 以上で動作試験を完了します。
・終了前に各シートの内容を確認願います。取引の記録方法のサンプルになっています。
- データの初期化方法
・動作試験が完了しましたら、以下の手順でデータの初期化を行ってください。
- 現金、繰越、売掛、買掛、当座預金、普通預金、生活費、売上、手形、仕入、固定資産、修繕、消耗、小切手、光熱、給与、預り金の各シートを削除してください。
- シートを選択し、メニューの「編集」-「シートの削除」を選択します。
- なお、誤って必要なシートを削除してしまった場合は、本ホームページから再度ダウンロードして下さい。
- シート「総仕分け元帳」を選択します。
- 3行目以降の文字全てを消去します。
*3行目以降の文字が入力済みの行をドラッグして選択し、メニューの「編集」-「消去」-「数式/文字」を選択します。
- シート「総仕分け元帳」を選択します。
- D列(勘定科目シート)の2行目以降の文字を消去します。
*D列2行目以降の行をドラッグして選択し、メニューの「編集」-「消去」-「数式/文字」を選択します。
- 以上でデータの初期化は終了です。
*シート「残高試算表」は自動的にクリアーされますので特に文字消去する必要はありません。
- 保存して終了します。
*大変お疲れ様です。ここまでたどりつけた方は第1の難関突破です。
*まずは一休み!!!
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